日置市役所で働く堀之内美里さん

自己紹介
わたしは法文学部法政策学科を2011年3月に卒業し、日置市役所に入庁しました。
日置市役所では、税務課固定資産税係(償却資産・家屋担当)、農地整備課農地整備1係(多面的機能支払交付金事業「水土里サークル」担当)、市民生活課市民係(マイナンバー担当)、デジタル庁国民向けサービスグループマイナポータル班(出向:契約担当)を経て、現在、地域づくり課地域づくり係兼定住促進係で勤務しています。
在学中の経験や学び
法政策学科に入ったものの、在学中は法政策学科以外の経済学科や人文学科の講義を上限いっぱい受講しました。入ってから気づきましたが、法学よりそちらのほうに興味がありました。法文学部の授業以外にも、1年時は共通科目で農学部や理学部、教育学部の授業も受講しました。ともかく興味があることは何でも受講しました。
3年時には自治体法ゼミに入りました。あのころは道州制の議論がありディベートのテーマにもなっていましたがいまでは跡形もなくなくなってしまいましたね…。ゼミではフィールドワークもあり、秋目にて定置網のイカ漁を体験し参加者のほぼ半分が船酔いで大変だったのもいまではいい思い出です。
法学が苦手だったわたしですが、いまの仕事に就いてからは法律をかじっていてよかったと思うことは多々あります。恩師である松本俊一先生には本当に感謝しており、いまでも交流させていただいています。(だが、いつも酔っているため写真がない。)
現在の仕事等
わたしは、異動する度に泣いてしまうほど、その課や業務のことが大好きになります。現在は地域づくり課で、地区公民館改革、まちのコイン「とっぱ」の担当をしています。まちのコインは2024年10月から日置市で導入しているコミュニティ通貨です。全国的にみると18団体(2025年8月時点)が導入しています。「とっぱ」の由来は関ケ原の戦いにおける“島津の退き口”の“敵中突破”で、『果敢に挑戦する人を大切にするまち』でありたいという願いが込められています。…この感じがもう大好きなんです。いいアプリだと思いませんか?これを主軸に関係人口施策を進めることができると思うとワクワクしませんか?という強い愛をあまり押し付け過ぎないようにしつつ、地道に普及に取り組んでいます。こちらの記事を見たあなたも是非登録してみてください!
今後の展望
わたしは、目的人間です。業務中も常に「何のために」を自問し続けていて、基本的に「地域住民のために」しか仕事をしたくないと思っています。(上司が見ていないことを祈る。)
「地域」や「まち」と聞くと、自分には関係ないと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、まちをつくっているのは人です。人が変われば、まちは変わるし、おもしろい人が集まれば、おもしろいまちになるんです。
今後の展望を聞かれると難しいですが、「おもしろくあり続けたい」がいまのわたしの正解かもしれません。日置市っておもしろい人がいる、おもしろいことが起きていると知ったら日置市に行きたくなりませんか。是非、遊びにきてください!全力で案内します!
現役生に一言
日置市の永山市長から「堀之内さん、『命』燃やしてますか」と聞かれたことがあります。わたしはもちろん「燃やしてます!」とお答えしたのですが、学生の皆さんにもお聞きしたい。命、燃やしてますかー!!
自分が何に命を燃やせるのか。他人と接し自分との違いに触れながら、さらに自分と向き合う時間って苦しいけれど、人生のどのフェーズにも必要な作業と思います。そしてフェーズごとに何を自分が考えて、何を選択したか。学生のあなたが何を感じたか、もう少し大人になった自分のために是非覚えておいてください。きっと役立つときが来ます。
最後になりますが、公務員を志望している方、いろんな選択肢があると思いますが日置市はいかがでしょう?地方公務員の魅力は、影響範囲がコンパクトな分、トライ&エラーがしやすいことです。失敗したら修正を繰り返しながら住民とのフィット感を高めることができます。その中でも、なんといっても日置市。何故ってわたしがいます!そして、わたしよりも、おもしろい人がまだまだたくさんいます。是非いっしょに働きましょう~。