中国に留学中の連城雅子さん

在校生
2023.11.28

簡単な自己紹介

宮崎県宮崎市出身。2022年法文学部法経社会学科に入学。
2年次から地域社会コース酒井ゼミに所属。
2023年9月から中国 海南大学に留学。

中国に留学した理由

小さい頃から外国人の先生が教える英会話教室に通わせてもらったり、毎年夏休みに中国の祖父母の家に遊びに行っていたことで、外国に触れる機会がたびたびありました。その経験もあり、海外留学に対して強い憧れを持つようになりました。当初は、英会話教室での経験や、学校の英語も苦手な方ではなかったので、英語圏への留学を考えていました。しかし、コロナ禍で中国にいる親戚に会うことができなくなり、中国との接点がなくなって初めて「本当に自分が学びたいのは中国語なのでは?」と思うようになりました。さらには、中国語を高めることで中国人の母や親戚のことを今以上に理解できるようになりたいと考え、中国留学を両親に相談しました。両親は「3年生に進学する前までだったら」ということで、留学を許してくれましたが、中国留学に向けて情報収集し始めたのが1年次後期で、留学について調べる中で1年以上前から準備しなければならないことに気づきました。そこで一度は諦めかけたものの、両親の「ダメ元で相談してみなよ!」というひと押しもあり、法文学部の学生係や先生方に相談してみました。すると先生方が色々動いてくださり、2年次に海南大学へ留学できました。

海南大学新南門前で

中国での生活、そして留学中の夢

海南の観光地骑楼老街
友達と火鍋を食べに

中国での生活は、日本と違うことばかりで、毎日が新しい発見の連続です。私が留学を決意した一番の理由は語学力の向上でしたが、様々な人との出会いや多様な経験を通して、「中国語より、みんなの価値観について学んでいるのでは?」と最近感じています。クラスメイトは以前レストランのシェフとして働いていた人、キャビンアテンダントとして世界各地を飛び回っていた人、医師として働きながら中国語を学んでいる人など、自分と似ても似つかない全く違う環境で生活してきた人たちがいます。彼らと同じ時間・教室で同じ中国語を学んでいて、よくよく考えるとすごく不思議な空間かもしれません。
日本で学校に通っていた時は、友達といえば同い年、そうでなかったとしても1,2歳差でしたが、今は本当にいろんな年齢の友達がいます。ほぼみんな私より年上で人生の大先輩です。私が最年少なのですが、何しろみなさんそれぞれ違った素敵な考え方を持ち、なおかつ年齢を感じさせないほどアクティブなので、一緒に話していて、「あれ?私最年少だよね?」と自分の頭の硬さ、行動力の無さに逆に老いを感じます。

骑楼老街で友達と記念に

留学を決めた時、「半年」という期間は長いと思っていましたが、留学生活は初めての経験の連続です。最近何とか慣れてきたと思ったらもう折り返しで、何だか寂しい気持ちです。この限られた時間の中で自分の目的を達成するために、やりたい事は進んで挑戦したいと思っています。失敗したらやはり恥ずかしいですが、どんな失敗してもこの短い留学生活が終わったらこの地を離れるわけだし「まぁいいや!」「たくさん失敗の置き土産をしよう!」というスタンスで、どんなことにも進んでアタックしていきたいです。
私が今ここでこのような経験をできているのは家族、先生、友人、先輩、たくさんの人の手助けがあってこそです。助けてくれた全ての人への感謝を忘れることなく残り少ない留学生活を送りたいです。

留学を考えている学生に対して一言

学校近くの川沿いの街並み
人気の図書館

私が今充実した留学生活を送れているのは人の支えがあってこそです。もし本当に留学したいのなら、人に迷惑をかけることを恐れず、どんどんまわりに相談しそして頼ってください!必ず誰かが助けてくれます。留学に来てしみじみ感じるのですが、心の内に留めて、待っているだけではチャンスはやってきません。自分のやりたい事があるなら、積極的に口に出した方がいいです!学生の今だからこそ時間もあるし、多少のわがままも相談したら聞いてもらえるはずです!