熊本県で「レンタル公務員」として活動する村橋友介さん
自己紹介
2019年に法文学部法政策学科(現法経社会学科法学コース)を卒業し、熊本県庁に入庁。2年間の県庁勤務を経て、2021年に阿蘇地域振興局に異動。現在、地域振興関連の業務に携わっています。
また、土日祝日だけ「レンタル公務員」を名乗り、主に阿蘇地域で店番や野菜の収穫、イベント運営などを無償で手伝っています。
「レンタル公務員」とは何ですか?
地域住民から依頼を募り、現場に赴き支援する活動です。内容はイベントの手伝い、大工仕事まで多岐にわたりますが、「手を借りたい」という人に、公務員(村橋)を「レンタル」し
現在の仕事や学生時代のことについて
今は、熊本県阿蘇地域振興局総務振興課に所属し、阿蘇地域の地域振興や観光振興の業務を担っています。具体的には、阿蘇の観光PRや移住定住、阿蘇の世界文化遺産の登録に向けた活動、阿蘇の草原維持に向けた活動を行っています。
学生時代は、「よく遊び、よく学び」をモットーに過ごしました。大学時代は、とにかく海外に行きたかったので、大学1年生の時に1か月、4年生の時に1年間ドイツのミュンヘン大学に留学しました。留学先のミュンヘンでは、自分が日本人であることを良くも悪くも感じさせられたのと、自分が日本のことを全く知らないことを痛感しました。
私は、大学時代、自分が得られることは外国にしかないと考えていましたが、いまでは、日本にも面白くてすごい人がたくさんいることに気づくことができました。
在学生へのメッセージ
いまコロナ禍で海外に行くことが難しい時代ですが、地域にどんどん出て行って、いろんな人たちに出会うことで、海外に行くのと同じくらい、いや、それ以上の多くのことを学ぶことができると思います。是非、地域の中にどんどん入って、知見を広めていってください。
熊本日日新聞の記事(2022年8月21日):熊本県職員「私貸し出します」 休日に農作業、店番…経験や人脈、本業に生かす 県阿蘇地域振興局の村橋さん