鹿児島大学法文学部会計係で活躍する前野陽美さん

卒業生
2021.11.9

前野陽美さんは、2012年3月に法文学部法政策学科(現在の法学コース)刑法ゼミを卒業後、鹿児島大学に就職。
農学部・共同獣医学部等総務課契約係、財務部財務課資産係を経て、現在法文学部会計係で調達・経理、建物管理業務を主に担当。

現在の業務内容

現在の主な業務内容は、先生方から依頼された物品の発注や、建物や設備の修理にかかる業者とのやり取り、業者への支払いのための伝票処理などです。学生の頃は大学職員といえば、学生係にいる方々しか知りませんでしたが、入職して以来、会計系の部署への配属が続き、学生さんたちとはほとんど関わりがなく、先生方や業者とのやり取りがほとんどです。遠くからフレッシュな学生さんたちを見て、いつも元気をもらっています。
県庁や市役所の職員などほかの公務員にも言えることかもしれませんが、大学職員は部署によって業務内容が全く異なり、異動や担当替えのたびにまた1からのスタートで、日々の業務の中で自分の成長を感じられます。それが大変だと思うこともありますが、これまでの経験が活かせたときはとても達成感があります。母校で働くというのも感慨深くてとてもいいものです!

学生時代の学び

学生時代は、刑法の授業を受けていて、刑事事件の判例を読むのが面白かったので刑法ゼミを専攻しました。ゼミ活動では、実際の裁判を傍聴しに行ったり、鹿児島刑務所の見学に行ったりと、とても貴重な体験ができました。公務員はとにかく法令や規則を調べる機会が多いのですが、いろんな法律に触れていたおかげで、あまり抵抗なく対処できているかと思います。
ただ当時は数学がとにかく嫌いだったことから、経済系の授業を全く取らなかったのですが、今になってとても後悔しています。就職して、決算業務や源泉徴収、年末調整など簿記や税の知識が役立つ業務をするとは思いませんでした。ぜひ受講することをおすすめします。


法文学部生へのメッセージ
社会人になって、学生時代にもっと自分の視野・可能性を広げる体験をしていれば良かったなぁ、と思います。法文学部は様々な学問を横断的に学べる、とても素晴らしい学部だと思います。沢山の人と出会い、沢山の本を読んで、沢山の経験をして沢山寄り道をして、幅の広い、柔軟な大人になっていって欲しいと思います。充実した学生生活を送れるよう、心から応援しています!!