社会学ゼミの卒業論文で県民7,000人に調査
社会学ゼミ(指導教員:片桐資津子教授)で卒業論文を執筆した脇園朋佳さんの研究成果の一部が、2021年3月31日付けで南日本新聞にて紹介されました。脇園さんは鹿児島方言文化協会等からの協力を得て、子どもにおける鹿児島弁継承の実態がどうなっているかを卒業論文のテーマとして選び、大規模調査を実施しました。研究の問いは「否定的なニュアンスの鹿児島弁は子どもに継承されにくいか」としました。
今回の調査は2020年4月から開始し、10代から90代までの鹿児島県民6,923人からアンケート票を回収しました。具体的には小学生1,221人、中学生・高校生1,428人、社会人4,274人でした。回収したアンケート票からデータを作成・分析しました。
脇園さんによるこのデータ(脇園データ)はまだ分析の余地があります。そこで脇園データを鹿児島弁の継承実態に関心がある法文学部の学生にも利用できるように開放します。二次データとしての脇園データに関心のある法文学部の学生さんは、ゼミやコースに関係なくご相談ください。
今後、片桐ゼミでは脇園さんの研究成果を受けて、2021年度後期に鹿児島方言文化協会とイベント交流を実施する予定です。
リンク(鹿児島方言文化協会ウェブサイト)もご覧ください。