活動報告

2020年度も最終講義は「若手記者と語る」

2020年度も「マスコミ論」最終講義は「若手記者と語る」で、新聞記者2人と放送記者2人の計4人の20代記者が受講生らの質問に答えてくれました。朝日新聞鹿児島総局、読売新聞鹿児島支局、さらにNHK鹿児島放送局とKTS鹿児島テレビの各記者で、就活について、記者という仕事、ネット時代の記者のありようについて真剣に学生たちに語りかけました。その様子は『読売新聞』(2021年2月4日付 県版)に掲載されました。

2019年度「マスコミ論」最終講座は「若手記者と語る」

 「マスコミ論」の最終講座「若手記者と語る」の様子が『読売新聞』(2020年2月5日付)に掲載されました。同新聞鹿児島支局のほか朝日新聞鹿児島総局、NHK鹿児島放送局、MBC南日本放送の20代記者計4人が登壇し、受講生の質問に答えました。当日夜は同記者らを交えて受講生有志とマスコミ各社との懇親会も開催されました。

2019年度マスコミ論演習で高校野球県予選の応援風景取材実習

 第13回講座で夏の高校野球県予選の応援風景を取材実習しました。その様子が『朝日新聞』(7月10日付)に掲載されました。実習を指導してくださった同新聞鹿児島総局の四倉幹木総局長が取材してくれました。

2019年度マスコミ論演習で「放送局が求める人材」講義

第8回講座でKKB鹿児島放送の報道情報センター長・原之園幸太郎さんが「放送局が求める人材」をテーマに講義。その様子が『朝日新聞』(6月11日付)に掲載されました。

2019年度マスコミ論演習で「深夜の新聞社研修」

第2回講座で2019年4月16日深夜、南日本新聞社を訪れ、締め切り間際の編集部の様子、印刷の刷り出しなどを研修しました。18日付「南日本新聞」にその様子が掲載されました。

マスコミ論演習第13回講座「高校野球取材実習」

2018年度のマスコミ論演習第13回講座は7月10日、鹿児島市の県立鴨池球場で実施。朝日新聞鹿児島総局長の指導の下、高校野球県予選の応援風景を取材実習しました。その様子が朝日新聞に掲載されました(7月11日付)。

マスコミ論演習第2回講座「深夜の新聞社研修」

2018年度のマスコミ論演習第2回講座、深夜の新聞社研修の様子が南日本新聞に掲載されました(2018年4月26日付)

第11回公開討論会「近くて遠い?鹿児島と沖縄 メディアの役割は」(2016.1.31)

マスコミ論1の最終講義である公開シンポジウム「近くて遠い?鹿児島と沖縄 メディアの役割は」は1月31日、鹿児島大学で開かれました。受講生80人余りのほか一般の方も数十名人見えられました。

まず、元「噂の真相」編集長の岡留安則さんと琉球新報報道本部長の松元剛さんが基調講演。岡留さんは沖縄の米軍基地問題に対する沖縄と本土との報道の落差を指摘し、中間に奄美を挟んだ差別の現状を「マスコミの目を通して炙り出して。沖縄と鹿児島は琉球弧として連帯し、平和の防波堤を築いてほしい」と語りかけました。
 松元さんは沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落した際、日本の警察も消防も記者も、当の大学関係者さえ排除された“治外法権”の実態を撮影した琉球朝日放送の番組を披露し、参加者は耳目が釘づけになりました。「宗主国としてアメリカをいただいているような日本」政府の下で差別され、自己決定権のない沖縄の現実を紹介してくれました。

続くパネルディスカッションには沖縄から鹿児島大学に入学している数少ない学生のうちの2人と鹿児島生まれ育ちの学生2人もパネラーに加わり、南日本新聞報道本部長の藤田一知さん、KKB鹿児島放送の報道部長・樺山美喜子さんと基調講演のお2人の計8人で討論。沖縄出身の学生は米軍基地が存在する日常や「基地問題で自己決定権がない」口惜しさを本音で語り、説得力がありました。琉球弧としての鹿児島と沖縄のアジアを見据えた連帯とメディア同士の連携を密にすることを確認しました。

今回のシンポで沖縄の現実を初めて知ったという学生も多く、隣県である鹿児島が橋頭保となって理解を深めたい、そのためにメディアに期待したいという声が感想レポートに寄せられました。
 一般来場者も11人がアンケートに答えて下さりました。感想では3択で「よかった」が9人、「もの足りなかった」が2人でした。「焦点がぼやけていた」「メディアの役割が少なかったのは残念」などの意見も寄せられました。

シンポの様子は当日夕方、民放各社のニュースで放送されました。翌日、2月1日付で南日本新聞(第2社会面)朝日新聞(県版)読売新聞(県版)に掲載されました。

第10回公開討論会「戦争とメディア 鹿児島からみた戦後70年」(2015.2.1)

 マスコミ論公開シンポジウム「戦争とメディア 鹿児島からみた戦後70年」 は2015年2月1日、鹿児島大学で開催されました。マスコミ論1を受講す る学生80人余りを含む約150人が参加。鹿児島大空襲で一家7人を失った 春成幸男さん(89)の基調講演のほか、特攻の記憶と報道、領土問題と報道 などについてパネルディスカッションも行いました。

会場には戦争を体験されたお年寄りの方々も見えられており、数人がそのご 体験も簡単に紹介してくださり、若い学生たちにとっては貴重な時間となった ようです。戦争の歴史を忘れないためには「何度も何度も言葉にして発信して いくことが(略)戦争の悲劇に対する価値観を失わないための手段であり、次 の世代のためになると思う。メディアだと美化されたり、趣旨を間違えて報道 してしまう可能性がある」と感想レポートに記した学生がいました。メディア に対する強烈な叱咤激励と受け止めたいと思います。

会場からの質問・意見などが多かったため、学生たちからの質問を受ける時間 を設けなかったのは進行役(宮下)の失敗でした。反省の意味も込めて、感 想レポートにあった2人の学生の質問を以下に紹介します。

「マスメディアの欠点をパネルディスカッションでお話されておりましたが、 『権力』に負けがちなメディアに対し、どのような改善策があるのか気になり ました」
「私の祖父は90歳で、戦争を経験しているのですが、あまり多くを語ろう としません。そんな祖父にどのように話を聞き出し、その話を自分がどう吸収 するか悩んでいたので、そのあたりをうかがってみたかったです」
「積極的平和主義」の名の下、「普通の国」を目指す現在の日本の状況下、か つての戦争をどのように伝えていけばいいのか。メディアの大きな役割の一つ かもしれません。

シンポの様子は翌日(2月2日)付の、南日本新聞(第2社会面)朝日新聞 (県版)読売新聞(県版)西日本新聞(県版)に掲載されました。 

  • 第1回公開討論会 「市民とメディア-『私』の情報発信とマスメディアへの参加」 (2006.2.11)

  • 第2回公開討論会 「メディアは私たちを守れるのでしょうか?-個人情報保護とメディア」 (2007.1.28)

  • 第3回公開討論会 「『えん罪』事件と犯罪報道の落とし穴-志布志事件を中心に」 (2008.1.27)

  • 第4回公開討論会 「どうする事件報道‐裁判員制度を前に」 (2009.2.1)

  • 第5回公開討論会 「政治は身近になったか‐政権交代とマスメディア」 (2010.1.24)

  • 第6回公開討論会 「ネット時代のジャーナリズム」

  • 第7回公開討論会 「原発とメディア」

  • 第8回公開討論会 「災害とメディア」(2013.1.27)

  • 第9回公開討論会 「奄美から見た報道」(2014.2.2)