第24回朝花節大会で本学人文社会科学研究科のアンニさんが最優秀賞を受賞

在校生
2019.4.23
各部門の受賞者とともに(後列右がアンニさん)
朝花節大会で歌うアンニさん
最優秀賞の賞状とトロフィー

 2018年12月9日、奄美市笠利町の太陽が丘総合運動公園体育館で行われた第24回朝花節大会で、鹿児島大学大学院人文社会科学研究科博士前期課程のアンニさんが、青年の部で最優秀賞を受賞しました。朝花節大会は奄美島唄の歌遊びで最初に歌われる「朝花節」の歌唱を競う大会で、年齢別に少年、青年、壮年、高年の各部門に分かれ、最も優れた歌唱に各部門で最優秀賞が授与されます。当日は11月に同じ笠利町の奄美パークで行われた予選会を突破した23人が出場しました。
 アンニさんは中国・北京の中国音楽学院に在学中に島唄に出会い、島唄をテーマにした卒業論文を書いて卒業した後、法文学部で半年間研究生として学び、2018年4月から人文社会科学研究科博士前期課程で島唄の研究をしています。研究のかたわら、ほとんど独学で三味線を習得し、市内在住の唄者に歌唱の指導を仰ぎながら練習に励んできました。長い歴史をもつ朝花節大会でも外国人の最優秀賞は初めてということで、地元の新聞でも「中国人留学生が最優秀賞」という見出しで大きく報道されました。