自治体政策論ゼミで「長島町」の地域課題を議論
自治体政策論ゼミ(崎野ゼミ)では、令和7年10月21日に、長島町役場、内閣府地方創生支援官との協働による地域課題を考えるワークショップに取り組みました。
ゼミでは、まず、内閣府地方創生支援官から地方創生伴走支援制度(各府省庁の本省職員が、これまでの職務経験等を活かして副業的に地方創生に携わり、課題を抱える中小規模の自治体に寄り添った「伴走支援」を実施する制度)や、省庁での取り組みについて、お話を伺ったあと、グループに分かれて意見交換・質疑応答を行い、制度や省庁についての理解を深めました。
次に、長島町役場から、町の人口減少やブリ奨学金、観光、特産品についてお話を伺いました。その後、「どうすれば長島町の魅力を知ってもらえるか」「どうすれば長島町に来てもらえるか」などの具体的な課題を投げかけていただき、グループに分かれ、内閣府地方創生支援官の皆様を交え、様々なアイディアを検討しました。
今回の取り組みを通じて、長島町の地域課題について具体的に考える契機になりました。また、自治体の観光PRや情報発信のあり方についても学ぶことができました。
学生の感想
以前、長島町を訪れた際は、観光面しか意識しておらず、奨学金制度の取り組みを初めて知り、驚いた。今後は、他地域を訪れる際に観光だけでなく、その地域の内情や課題にも目を向けてみたいと思った。
特産物や景観など、長島町の自然の恵みを存分に活かされたイベントやスポットが多く、お話を聞くだけでわくわくした。
鹿児島県民でありながら、はじめは所在地すら曖昧であったが、知らなかった魅力を発見することができた。テーマにそってグループワークや発表をし、普段は関わることの無い地域に少しだけ飛び込めた気分であった。
地方創生支援官、省庁の方の話を聴いて、いずれも現場に行って状況を知ることを強調されており、自分自身で確かめることの重要さを改めて理解した。