安藤ゼミにて「バンコク海外研修」を行いました
法文学部法経社会学科経済コース 安藤ゼミでは、8/20-8/24の日程でタイ王国バンコク都を訪れ、海外研修として現地日系企業を訪問しました。
今回の訪問は、タイワコール株式会社様(Thai Wacoal Public Co., Ltd.)、タイJR九州ビジネスディベロップメント株式会社様(JR Kyushu Business Development (Thailand) Co., Ltd.)、ソラリア西鉄ホテルバンコク様(NNR Hotels International(Thailand)Co.,Ltd.)のご協力により実現し、ご関係のみなさまに深く感謝申し上げます。
まず、タイワコール社(Thai Wacoal Public Company Limited)は、1970年に設立したサハ財閥とワコール社の合弁企業であり、インナーを中心とした婦人服製品の製造・販売を主な事業としています。今回大変なご厚意で、同社の概要説明、本社縫製工場・ワコールボディクリニックの見学、質疑応答などに対応いただきました。特に工場では、富山部長、Darin部長、Pavinee課長から材料受入~出荷のプロセスを現地説明いただきました。学生たちは多くの従業員が縫製する様子や品質管理に携わる実務を見学する中で、生産現場での日々の努力や苦労に触れ、ものづくりの裏側にある仕組み・工夫を学ぶ機会となりました。

続いて、バンコク都にてサービスアパートメントやホテルなどの不動産経営を展開するタイJR九州ビジネスディベロップメント社を訪問し、アソーク地区の「Shama Lakeview Asoke」を施設見学させていただきました。JRの奥取締役、辻取締役に加え、ホテル運営会社のONYX Hospitality GroupからChongエリアマネージャーなども参加され、ホテル概要や稼働状況、セールスポイントについて詳細な説明をいただきました。見学後の質疑応答では学生から活発な質問が寄せられ、大変有意義な交流を図ることができました。

さらに同じ地区内にあるソラリア西鉄ホテルバンコク様(Solaria Bangkok | ソラリア西鉄ホテルバンコク)にもご厚意で訪問させていただきました。長﨑社長からはホテルの利用状況や運営上こだわっている点、ご苦労された経験などをお話しいただき、畑野総支配人からは客室だけでなく、ルーフトップバーや屋上プールまで案内していただきました。日系ホテルならではのこだわりやおもてなしが随所に反映されており、質疑対応では多くの質問が飛び交い、学生たちには非常に印象深い経験となりました。

今回の海外研修は、ビジネスの現場を見学し、経営者や現地スタッフの方々から直接話を伺うことで、講義での学びを実践的に深める機会として企画したものですが、海外の日系企業ならではの経営戦略やサービスのこだわり、現地の市場環境に適応する工夫など、多角的な視点で経営を学ぶことができたことは学生たちにとって大きな収穫でした。
また、企業訪問以外にも、タイの水上マーケットや世界遺産などを訪れ、タイ文化や経済の実情を学ぶ時間を持ちました。このように、現地の生活様式や歴史、文化を理解することで、企業経営に留まらない、グローバルな視点を養う貴重な体験となりました。

最後に、今回の研修を通じて得た知見・経験を今後の学びや将来のキャリアに活かせることを期待しています。ご協力いただいた各企業の皆様、そして現地で支えてくださった関係者の方々に改めて感謝申し上げます。今後もこのような実践的な学びの機会を継続していきたいと考えています。