大学と奄美群島の島々を結びヒアリング調査を行いました

12月21日(火)と12月24日(金)の二日にわたり、奄美群島の与論島、沖永良部島、喜界島、徳之島に在住の方をオンラインでつなぎ、小栗有子准教授(地域社会コース)、農中至准教授(地域社会コース)、石田智子准教授(多元地域文化コース)、馬場武(経済コース)が、4回のヒアリング調査を行いました。

本調査は、小栗准教授を代表に進める「奄美群島における「離島教育」の振興に向けた人文社会科学系大学の学知の生産・流通・循環に関する総合的研究」(令和2年度世界自然遺産候補地・奄美群島におけるグローカル教育研究拠点の形成事業)の一環で実施しました。

ヒアリングの目的は、奄美群島の異なる島で、多様な世代やキャリアをお持ちの方にお話を伺うことを通して、奄美群島に根ざした学習活動の展開のために人文社会科学系学部(文系学部)が担える/担うべき内容や方法上の課題を検討することでした。

今回参加頂いたのは、教育長、学芸員、行政職員、高校教頭、農業者、漁協関係者、元地域おこし協力隊、個人事業主、エコツアーガイドなど多彩な分野・職業の方々でした。毎回三つの異なる島から参加してもらい、ご自身の経験と仕事・生活上の課題、専門的に学びたいこと、余暇的に学びたいことなどをお伺いしました。

島を超えた出会いと意見交換の場は、参加者からも貴重な機会になったとの感想をいただきました。時間を割いて参加頂いた皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。