世界文化遺産登録10周年記念事業に法文学部生が参加しました

「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」が世界文化遺産に登録されてから2025年7月で10周年を迎えました。
鹿児島市教育委員会が実施する登録10周年記念事業に法文学部生も協力しました。
学生たちは記念インタビュー誌『世界遺産とわたしたち―大学生とともに紡ぐメッセージ―』の制作に携わりました。
本誌は、世界遺産登録前後から鹿児島市の構成資産(旧集成館、寺山炭窯跡、関吉の疎水溝)の保全と活用に関わってきた多様な立場の方々に大学生がインタビューを行い、世界遺産への関わり方やその思いについて聞き取り、記事にまとめたものです。


インタビュー活動を通して、世界遺産登録はスタートであり、登録後も様々な業種や地域の方々が関わってきたこと、それぞれに熱い思いで活動に取り組んでいることを知りました。
また、世界遺産そのものに価値があるだけなく、人や地域をつなぐ重要な場になっているという新たな気付きを得ることができました。
完成した記念インタビュー誌は鹿児島市HPで閲覧・ダウンロードできます。ぜひご覧ください。
鹿児島市教育委員会・鹿児島大学法文学部附属「鹿児島の近現代」教育研究センターが主催する『「明治日本の産業革命遺産」世界文化遺産登録10周年記念シンポジウム―かかわる・つながる・つなげる―』が7月26日にセンテラスホールで開催されました。
記念シンポジウムの企画・運営にも大学生は初期段階から関わりました。
記念シンポジウムに先立ち、MBCラジオ「てげてげハイスクール→ハウス」に7月13日に出演し、記念インタビュー誌の制作や、活動を通して考えたこと、世界遺産への見方や考え方の変化について話しました。

7月26日開催の記念シンポジウムでは、会場の設営や案内、ポスターセッションでの解説を担当しました。また、インタビュー「世界遺産登録10周年インタビュー誌制作に携わって」に学生2名が登壇し、活動を通して考えたこと、シンポジウム参加者へのメッセージについて堂々と発表しました。次世代への継承にむけて、明るい展望を示すことができました。


記念事業の実施にあたっては、鹿児島市教育委員会文化財課、法文学部附属「鹿児島の近現代」教育研究センターをはじめ、インタビューをうけてくださった皆様に多大なるご協力をいただきました。厚く御礼申し上げます。