山西師範大学(中国)で日本語を学ぶ学生向けの講演会を行いました

教員:
2021.12.23

令和3年12月18日(土)午後8時から午後9時30分(日本時間)まで、山西師範大学(中国)で日本語を学ぶ学生向けに、松田忠大教授(法文学部長)による講演会が行われました。講演は、オンライン方式により、鹿児島大学と山西師範大学をインターネットで結んで行われました。夜間の講演会にもかかわらず、山西師範大学外国語学院日本語学科の学生、およそ70名が聴講しました。

この講演では、「日本の法律を通して日本語を学ぼう」というテーマのもと、受講者は、日本の法律の体系や構造、表記方法のほか、日常用語とは異なる意味で用いられる専門用語や接続詞の使い方などを学習しました。法律の条文やこれに用いられている用語は、日本語を母語とする者にとっても難解ですが、90分間、学生たちは熱心に耳を傾けていました。講演の終了後には、「法律学に興味があるが、どのように勉強したらよいか」、「日本法を学ぶにはどのような本を読めばよいか」といった質問も寄せられました。

今回この講演を聴講した学生の中から、法律学に興味をもち、将来、日本語のスキルを法律の世界で活用できる人材が生まれること、そして、この講演を機に、山西師範大学と鹿児島大学との国際的な学術交流が深まることを期待したいと思います。

なお、この講演の内容は、山西師範大学外国語学院のホームページでも紹介されています。