大崎町で多文化共生調査を実施(5)
調査では、まず合作株式会社代表取締役の⿑藤智彦氏から、合作の
また、午後からは大崎町役場社会教育課の東水流さま、上床さま、
参加した学生からは以下のような感想が寄せられました。
はじめに合作の齋藤さんからお話をうかがいました。合作が企業
と地域をつなげる役割を果たすために発足したことを教えて頂きま した。生産者のフードロスを減らすアプリTABETEの運営、プ ラスチック容器の撤廃を目指すための働きかけを行うなど、広い範 囲で事業を行う予定だそうです。企業の利潤追求と地域の幸福・利 便性追求のギャップを埋めるための会社であるという事が印象に残 っています。常に新しいことに先駆的にチャレンジし、実証実験的 に行ってみる。それを全国に広めていけるような活動をされるとの ことで、合作にますます興味を持ちました。 午後は社会教育課の方にお話を伺いました。残念ながらあまり質問
する時間がなかったです。お話の中で、女性講座なるものがあるこ とに驚きました。男性講座はないのか、この講座ができた背景はそ のようなものなのか質問したかったです。また、住民に社会教育= 趣味の活動ととらえられがちなのかなと思いました。行っている施 策が推奨や啓発といったことで終わってしまっていて、 行う意味があるのか疑問に思うものもありました。量的調査はもち ろん、質的調査をもっとすることで、見えていなかった課題や問題 点が見える化されそうな気がしました。
大崎町に訪問するのは2回目で以前とはまた違う深く、具体的な
お話を伺えた。合作さんのお話では、大崎町で企業と地域の連携が うまくいかないことが課題として挙げられており、その連携のため にSDGs推進協議会が機能していることを理解できた。 企業の利潤追求と地域貢献(地域の資源を活かした活動)はときに 反するものになると思うが、その際には仲介役としてどのような役 割を果たしているのか気になった。また、行政の仕事が“ まちの経営”で、まちのひとの資産(まちの価値)を守る役割を担 っているという考え方は非常に新鮮だった。教育や福祉など形のな いサービスにおいても、住民の資産を左右する政策であると考える と、より効果的で具体的な案を出せるのではないかと感じた。 そして、今回のお話の中で何度か“(分別について)説明できるこ とが大事”とおっしゃっていたことが印象に残った。“説明できる=理解している”だけでなく“説得力”が求められると 思うが、説得力のある説明を住民にするためにはどのような取り組 みをしたのかお聞きしたい。インターンのお話を伺い、“物事の起こし方”を私も経験を通して学びたいと思い、 興味を持った。
社会教育課さんのお話では社会教育が学校教育を補完するものとし て語られているように感じた。社会教育の捉え方は人それぞれだと 思うが、私は学校教育と社会教育は平行して行われると考えるとよ り幅広い学びや経験を提供できるのではと思った。しかしこれは私 の解釈であるため、次回お話を聞ける際には社会教育課さんの社会 教育の捉え方についても質問したい。また、区外の問題や生涯教育 講習に人が集まらないことなどアンケートやインタビューをするこ とで意外な事実が明らかになるかもしれないと思った。大崎町の社 会教育の現状や課題を知ることができる大変良い機会だった。 これからも積極的にお話を伺いたい。
一番印象に残ったのが社会教育の必要性についての話でした。
ブラジルのリオには、社会教育に関してそんな積極的な取り組みが あまりないので、自分にとって実は聞いた・ 考えたことのない話になりました。日本語があまり話せない日本に 住んでいる外国人のニーズについても考える良い勉強になったと思 います。 社会教育の活動のやり方や目的はちゃんと分かったかどうかまだ自
信がないんですが、勝手ながら発表を録音させていただいたので、 把握できるまで何回も聞こうと思っています。しかし、他の学生と 同じように、発表の内容から趣味の活動は中心とされすぎているの ではないかと疑問に思ったところもありました。 また、大崎町のような小さな町なら、そんな活動はあまり行いにく
くないかもしれませんが、東京やブラジルサンパウロのような大都 市だったら、無理じゃないかなぁとも思いました。人が誰が隣に住 んでいるかさえ知らないことが多い、引きこもりが大社会問題にな っている大都市ではどうやってこんな社会的接触や個人的成長を育 む活動に住民(特に若者)を巻き込めるかについてこれから考えて いきたいと思います。 最後、リサイクルの話についてですが、ちょっと難しい話だったの
で、録音をもう一回聞かなければならないと思います。「TABE TE」というアプリが素晴らしい案だと思って、感動しました。