現場体験・対面授業・遠隔授業のハイブリッド型で実施する「社会教育実習Ⅰ」が進行中

教員:
2020.12.1

今年の前期に開講を予定していた「社会教育実習Ⅰ」(小栗准教授担当)は、新型コロナウィルス感染症予防の観点から延期しましたが、後期は、実習を受け入れて下さる関係機関のご理解とご協力の下、感染症予防対策に十分配慮したうえで開講することになりました。

社会教育実習Ⅰは、国家任用資格である社会教育主事(地域の課題発見や未来を考える住民の手助けをおこない、暮らしの再生につながる学習を組織する専門職)資格を取得するための選択必修科目です。今期は、地域社会コースの学生13名が受講しています。

遠隔授業による事前学習を経て、10月28日(水)は、鹿児島市サンエールかごしま(生涯学習プラザ・男女共同参画センター)において、実習を受け入れて下さる方々と学生との顔合わせの会を開催しました。

今年度は、鹿児島県民大学中央センター(鹿児島県教育庁社会教育課の出先機関・県民交流センター内)、鹿児島市教育委員会生涯学習課、鹿児島市立少年自然の家の3つの関係機関が実習を受け入れて下さります。当日は、3つ関係機関から総勢10名の職員の方にお集まりいただき、施設概要や実習内容について説明をしていただきました。

全体説明の後は、東美和指導主事(社会教育主事)にサンエールかごしまの施設案内をして頂きました。時間を割いてご参集頂いた関係機関の皆様には、心よりお礼申し上げます。

さて、受講生は、これから各々の希望に沿って8つの実習先から一つを選び、原則2人1組になって11月から12月にかけて現場実習に臨みます。

実習先の選定作業は、11月4日(水)に対面授業で実施しましたが、一部の学生は遠隔(ZOOMアプリ)で参加。文字通りハイブリッド型の授業となりました。ペアーワークでは、学生たちが自分たちの携帯やタブレットを持ち出し、遠隔通信を使って対話をはじめる姿も見受けられ、学生たちの機転の早さに驚かされました。学生たちの気合は十分で、今年はどんな実習になるのか楽しみです。