小栗ゼミの補足調査で垂水市の8つの公民館を訪問
小栗ゼミの今年の地域調査実習のテーマは、「垂水市の地区公民館と地域振興計画づくりの成果と課題」。夏休みに現地調査を予定していましたが、新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、止む無くオンライン型のヒアリング調査に切り替えました。3日間(9月21日~22日、24日)のオンライン調査で22名の公民館関係者や行政の方に話を伺い、その後、収集したデータの分析と議論を重ね、今回念願の現地調査が実現しました。
12月1日(水)に実施した補足調査では、垂水市内の8つの公民館を順次訪問し、画面越しで話を伺った各地区の公民
公民館がお休みの日にもかかわらず、調査実習のために対応頂きました公民館の皆さま、公民館との連絡調整をして頂いた企画政策課地域振興係の皆さまにこの場を借りて厚く御礼申し上げます。
【学生の声】
「補足調査として現地に行ったことで得られたものは大きかったと思う。オンラインでの調査実習を経ての現地での補足調査というイレギュラーな形での実施であったが、だからこそ今回の補足調査がより充実したものになったことをとても感じた。10、11月で各地区の報告と総合討論が終わったタイミングで行けたことにより、自分の担当地区はもちろん、それ以外の地区の特徴や課題もしっかり頭に入れた上で臨むことができた。ここはあのときお話があったあの場所だ、ここでこれが行われているのかなどと発見があり、これまでまとめてきた内容を現地に行って目にして答え合わせをするようで楽しかった。」
「事後学習のあと、更に知りたいことを質問する機会があったのは今回が初めてだった。屋久島調査のときは、事後学習後に知りたいことを聞く機会があまりなく、個人的には不完全燃焼に終わってしまった部分もあったため、今回は充実感を得ることができた気がする。地域に調査で関わるときは、このように繰り返し現地や現地の人を訪ねることで疑問等を解消していく必要があるのだと実感することが出来た。これから卒論等に向けて個人での調査が必要になってくる。今回の垂水調査のように仮にオンラインでの調査を行ったとしても、実際に現地に行き土地や人柄を肌で感じることは必ず行いたいと思った。」
「実際に垂水市を訪れてみて、地域ごとに町並みや自然条件などに特色があることを感じ、これが地域振興計画の特色に繋がっているのだと感じた。
今回改めてヒアリングをしたことで、15分程度と短い時間ではあったが、これまでの検討の中で新たに生じた疑問や論点について深めることができたと思う。私は地域振興係の方々にヒアリングをしたが、地区公民館の検討から生じた疑問についてお聞きすることができた。
また、直接お話を聞くことで、地区住民の方々の地域振興計画に対する熱い想いや、私たちに対する期待などが感じられ、垂水市にとってできるだけ有益な調査報告ができるような事後学習にしていきたいと改めて思った。」