学生×教育行政職員×教員による「社会教育実習Ⅰ」の発表会を開催しました
地域社会コース3年生の23名が、初めて開講した「社会教育実習Ⅰ」の全実習を終えて、かごしま県民大学中央センターを会場に8月9日に「発表会」を開催しました。この実習は、法文学部で新たに取得できるようになった社会教育主事の国家任用資格を得るための専門科目で、6月から7月にかけて13か所の受入れ先で実習が行われました。
発表会には、学生23名のほか、実習でお世話になった鹿児島県教育庁と鹿児島市教育委員会の社会教育・生涯学習行政に携わる職員の方にも多数出席していただき、社会教育主事養成を担当する教員4名も参加しました。
各実習先の発表は、同時に4~5か所で行われ、見学する側も4~5グループに分かれて8分交代で巡回しました。学生×教育行政職員×教員の混交による少人数で報告を聞き、質疑応答をくりかえすことで、多様な視点からの深い学びを参加者一同で得ることができました。
今回の発表会の目的は、13の実習先での学びを全体で共有するとともに、その学びをこれからの鹿児島県の社会教育・生涯学習の発展に還元することでした。そこで、発表では各々が実習でつかんだ課題とその改善に向けた提案を行いました。
発表会の最後は、実習を受け入れていただいた先輩・社会教育主事(教育行政職)の方々から講評を頂き、学生たちのフレッシュな意見の大切さを評価いただくと同時に、学生たちが注目した方法論ではない、本質の大事さを説いていただきました。
実習では、大学の座学の講義だけでは得られない、現場の葛藤や難しさとその先にあるやりがいを発見できたようです。ここに改めて実習を受け入れ下さった関係機関の皆さまに厚く御礼申し上げます。