日置市で社会教育交流会・シンポジウムを実施

教員:
2025.3.27

2月28日(金)午後13:00から日置市中央公民館にて「社会教育シンポジウム〜未来に向けて地域自治を守り育む社会教育の可能性〜」を開催しました。

当日は、第一部に東京大学大学院 教育学研究科 牧野篤教授による基調講演「ちいさなしあわせを重ねあわせる—重層的コミュニティ自治の試みと社会教育」を実施しました。

第二部では、「日置市の地域自治を守り育む社会教育に向けて」と題して、牧野教授と奥善一日置市教育長、文部科学省地域学習推進課の山川課長補佐らによるパネルディスカッションを行いました。

また、当日午前中には上記パネリストや日置市の社会教育課・地域づくり課関係職員や鹿児島県かごしま県民大学中央センター職員、学生などの関係者らで社会教育推進に向けた意見交換会を実施しました。

企画運営に関わった学生の感想は以下の通りです。

今回のシンポジウムやその準備に関わってみてまず思ったことは、自治体職員と一緒に地域の一歩先を考える・話す機会は貴重な経験であったことである。学生のうちに自治体職員や大人が地域に対して何を思い、どれほど真剣に考えているのかを肌で感じることは、今後自分自身が「お客様」(牧野篤先生の引用)姿勢にならないことにつながると思った。
なお今回は、地域住民の話を直接聞く機会はなかったが、シンポジウムを通して参加者が何を感じたのかを聞いてみたい。
また、今回の登壇者である牧野篤先生は、社会教育の授業をしてくださっている農中先生や酒井先生等の授業でよく引用されている本の著者であった。文献の中でしか知らなかった方と直接関わり、架空の人からちょっと知っている人になった。どこか遠い昔の人の話が、より自分たちの身近なことの話なんだと感じることができた。

なお、本事業は「鹿児島の近現代」教育研究センターの「地域マネジメント教育研究プロジェクト」の一環で実施しました。