科研費成果報告書『近世鹿児島城下町の歴史考古学的基礎研究』を刊行
人文学科多元地域文化コースの渡辺芳郎教授を研究代表とする2021~24年度科学研究費補助金「近世鹿児島城下町の歴史考古学的基礎研究」(基盤研究C)の成果報告書が刊行されました。
鹿児島藩の島津家は、72万石と全国第2位の石高を有する大大名であり、守護職として400年の由緒を持つ家柄でもあります。さらに1609年の琉球侵攻以後、琉球王国という「異国」をその支配下に置いている点で他に類を見ない特徴を有しています。
そのような独自性を有する鹿児島藩の城と城下町にはどのような特性が見られるかを本科研の検討課題とし、考古学・自然地理学・歴史地理学・歴史学・文学などから多面的なアプローチを試みることで、その具体像を明らかにすることを目的としました。
研究代表者の渡辺(考古学)とともに、分担者の森脇広鹿大名誉教授(自然地理学)、小林善仁人文学科准教授(歴史地理学)、丹羽謙治人文学科教授(文学)、太田秀春鹿児島国際大学教授(歴史学)の研究成果報告が収録されています。


また鹿児島大学リポジトリでPDF版が公開されています。
鹿児島大学リポジトリ