大崎町で学生が多文化共生事業を実施

教員:
2024.2.26

2月11日に大崎町中央公民館にて「鹿大生と知る・語る大崎町の可能性」と題したイベントを実施しました。午前中は留学生が大崎町の魅力(主に自然環境(特にくにの松原)を外国人に伝えるための主に日本人を対象とした市民向け講座を。午後には2つ事業を実施予定で、1つは留学生や日本人学生とワールドカフェ形式で語る場を、もう1つは誰もが参加できるスポーツをみんなで楽しむ運動会的イベントを企画しました。当日は広報不足等もあり参加者は多くはなかったものの、事業の企画立案の過程を通じて様々な学びをえる機会になりました。

企画立案した学生からは以下の感想が寄せられました。

今回のワークショップでは、企画の段階から携わることができ、貴重な経験ができました。
当日は、まずは自分たちが楽しむこと、そして参加しやすい雰囲気を作ること、この2点は非常に良かったと思います。また、参加者は少なかったが、むしろ、一人一人とより密な対話ができたのではないかと思います。改善点としては、外国人の方を対象とした内容を軸としていたが、外国人の方の参加がなかったため、広報などの面で工夫が必要だと感じました。このような企画をやるにあたって集客の難しさを改めて実感できました。今後の企画立案の際に活かせればと思います。

自分たちが楽しむことができるワークショップを開催出来てよかった。外国人技能実習生も対象にしたワークショップを考えていたため、やさしい日本語や簡単な英語を使うことを意識しながら準備を進めることができた。ゼミの時間で留学生と話す時はその場その場で言語の壁を解決しようとしていたが、事前に外国人の方が分かりやすくするためには、と考えることが新鮮でなおかつ外国人が日本で暮らすことの困難さも考えるきっかけになったと思う。
今回残った課題としては、大崎町住民の参加はあまりなかったことが挙げられる。大崎町役場の方やFM大崎での広報活動を行ったが、あまり効果は見られなかった。やはり、私たちが、自分たちの足を動かして直接広報することの大事さを改めて実感した。

残念ながらあまり人は来てくれませんでしたが、来てくれた人はもちろん主体である自分たちも楽しむことができ、よいイベントを作ることができたのではないかと思います。よいものが作れたからこそ、今度はいかにしてターゲットとする人たちにイベントの情報を伝えるかといったことにも力を入れる必要があると感じました。今日聴いた話だと技能実習生受け入れ先の企業によってイベント告知に対するスタンスが違うとのことだったので、情報の伝え方については議論の余地はあると思いますが、イベントの日時や場所を可能な限り早く決めて、発信する情報を早めに確定させることはできるのではないかと考えました。
来年度からは現2年生が中心となって後輩たちを巻き込んであげてください! 1年間ありがとうございました!

まず準備の段階では、2・3年生だけでなく留学生も交えて意見交換や企画ができたと思います。テーマやタイトルが決まるまでが長かったですが、決まってからは、内容を詰めることと小道具の準備までスムーズに進んだと思います。
当日は、大崎町中央公民館で、「ゆるふわスポーツ」というタイトルで実施しました。大崎町からの参加者はいないまま進みましたが、終盤では大崎町のジュニアリーダークラブの生徒さん2名が参加してくださいました。ジュニアリーダークラブの高校生も交えて、5歳〜20代という多世代・多所属間での椅子取りゲームが実現したときは、観戦するだけで楽しい空間になっていたと思います。
イベントを進めるにあたっては2年生にも司会や競技説明で頑張ってもらい、想定よりも人数が少なかったり時間が余ったりするなかを臨機応変に対応してもらったので助かりました。ハプニングのようなことも含めて、みんなで対応しながら楽しめたと思います。ありがとうございました。