『ケルト学の現在』を出版
人文学科多元地域文化コースの梁川英俊教授が責任編集を担当した『ケルト学の現在』が出版されました。
「現代ヨーロッパ・アメリカ文化論」を担当する梁川教授の専門は、ヨーロッパの「ケルト諸語圏」の文化。ケルト諸語圏はケルト諸語が話されるアイルランド、イギリスのウェールズ、スコットランド、マン島、コーンウォール、フランスのブルターニュという3ヵ国にまたがる諸地域の総称。
『ケルト学の現在』は日本ケルト学会創立50周年を記念して刊行され、同学会の会員8名による10編の論文を収録しています。梁川教授は冒頭の「総論」をはじめとする3編の論文を執筆しています。
「ケルトはヨーロッパの歴史の最初期から現代まで貫通する非常に興味深いテーマで、ケルト学は歴史学、言語学、考古学、文学、民俗学などの諸学を横断する学際的な分野。初心者にも分かりやすい書物を目指したので、ぜひ手に取ってほしい」と梁川教授。書店に並ぶのは3月初旬ですが、大手通販サイトではすでに予約が始まっています(三元社刊、544頁、税込7,260円)。