大崎町で地域日本語教室を開催(7)
10/29(日)に大崎町中央公民館で本年度第7回目となる地域日本語教室を実施しました。
本事業は大崎町から受託した「日本語教室を軸とした多文化共生拠点構築事業」により実施しています。
次回は11/5(日)並びに11/26(日)午前を予定しています。
大崎町での日本語教室に関心がある方や現地で日本語を学びたい方はいつでもご連絡ください。
山下直子氏の感想
10月29日(日)学習者:7名 サポーター:1名
今日は少しこじんまりと7名で学習。学習内容は前回のまとめと「家族の紹介」のトピックで活動を行った。日本語教育では「て形」と呼ばれる動詞の活用を再確認した。学習者にとっては既習であるが、いざ会話の中で使ってみるとニアミスが多かったりする項目。日本語能力試験も近づいているので、改めてしっかりと押さえておきたいと考え扱った。
家族の紹介ではサポーターの方々にも入ってもらい、お互いの家族のことを紹介し合った。フィリピンやインドネシアでは思った以上に大家族のようで、8人、9人家族の人もいた。情報としては知っていたが、実際に話を聞くとリアルで、日本の家族のあり方との違いに気づくことができ興味深かった。このような活動を通して、改めて日本語はコミュニケーションの道具であり、それを使っていかに相手に分かるように伝えるのかが大切だというとを再確認できる時間であった。
学習支援のSATOさん(法経社会学科地域社会コース)の感想
今回も前回同様山下先生は4人ずつのグループ(学習者とサポータも含めて)をつくり全員でグループワークを行った。12月上旬には日本語能力試験があり、学習者の約4名が受験する。そこで今回はその試験対策のため、授業テーマは「家族」とし、動詞活用「て形」について学んだ。学習者が家族について、適切な文系や語彙を使いながら、様々なことを教えてくれた。フィリピン人やインドネシア人の家族人数は日本人家族より多く、そこは文化的な差があると思った。多くの学習者は5月に来日していたが、段々日本語を上手に話せるようになっていると話してくれた。1ヶ月後の試験に向けて、学習者とサポーターが夢中に勉強している姿をみると、こういう支援活動をさせて頂いて非常に面白く価値ある経験だと感じている。