2023年度第1回社会教育学ゼミ合同卒論中間発表会を開催(地域社会コース)

7月1日(土)に地域社会コースの小栗・金子・農中・酒井が、学生間の交流や卒業論文の進捗状況の確認等を目的として、2023年度第1回社会教育学ゼミ合同卒論中間発表会を開催しました。

 発表会では、自ら発表を希望した総勢17名の学生が各8分で報告をおこない、その後12分の質疑応答の時間に教員を中心に多くの質問や意見が寄せられ充実した会となりました。参加した学生からは以下のような感想が寄せられました。

3年生 Aさん
今回の中間発表に向け、漠然としていた興味関心のテーマを先生やゼミ生と議論を行い、自分の問題意識と社会の問題をリンクさせながら検討を卒論ゼミの時間に行いました。
発表するにあたり自分ではある程度問題意識が明確になっていたと思っていたのですが、発表を行い先生方から意見を頂く中で、まだまだ深めていく余地があると感じました。「そもそもこれじゃないといけないのか」といった質問を、自分だけでなく他学生もされており、本当にしたいことなのか、なぜそこまでこだわるのか・こだわりたいのかを一度立ち止まって考えることが重要だと感じました
自分とは異なる分野の他学生の発表も聞き、研究方法や問いの立て方も参考になりました。朝から夕方までの長丁場でしたが、ありがとうございました!
今回の指摘を受け、「問題意識・問い」をブラッシュアップし、短い期間ではありますが納得のいく卒論に仕上げていきたいです。

3年生 Bさん
皆さん忙しい中で自分の問題関心ときちんと向き合い、先行研究の読み込みをされていて刺激を受けたとともに、私自身も背中を押された気がしています。
私は問いの追求よりもとにかく研究の形を作ることに意識が向いており、先生方からのご指摘を通して私に足りていなかった視点や足りていない作業に気付くことが出来ました。
発表会前日までは緊張と不安を感じていましたが、皆さんの発表やそれを受けた先生方のコメントには私の研究にも通づるものや気付きが多く、非常に有意義な時間となりました。社会教育ゼミで一丸となって各々の研究を考えられる環境に感謝だと実感しました。まだまだ始まったばかりですが、ゼミの仲間、これまで一緒に学んできた地域社会コースの仲間と助け合って乗り越えていけたらと思います。

2年生 Cさん
先輩方の卒業論文中間発表会を拝聴し、とても刺激を受けました。どの先輩方も、これまでの学びや経験から生まれた独自の問題意識を持っていらっしゃり、そのテーマも多様で、とても面白く、聴き入ってしまいました。
加えて、先生方と先輩方のディスカッションを聴くことで、問題意識を深掘りすることの重要性に気づくことができました。「どこに焦点を当てて、何を、どう見るのか」ということと、自分の問題意識との間にズレが生じないように、自分の問題意識の根本には何があるのかを知る必要があるのだと思いました。
そして、この中間発表会をきっかけに、卒論に対して、私自身も前向きな気持ちになることができました。自分の経験や感性から生まれた問題意識を大切にし、私にしかできない研究計画を立てることで、楽しみながら卒論につなげていきたいと思います。また、卒論に向けて、自分の問題意識を明確するために、自分と向き合う時間や友達と対話する時間を意識してつくってみようと思いました。

2年生Dさん
先輩方が発表する姿を見て、自分も頑張らないとなと感じたのが一番強いです。質問攻めに会う姿は衝撃的でしたが、先輩によっては「自分はこれを追求したいのだ」という思いを強く感じさせる方もいたので、自分も卒論が楽しみになりました。
今回の発表会を見学して、興味関心がある、または課題や疑問を感じる分野について、少しでも詳しくなれるように学んでいきたいと改めて思うことができました。

第2回は10月下旬を予定しています。