「まちづくり論」の受講生らが「海辺のマルシェ」を開催しました

教員:
2022.11.17
海辺での打ち合わせ

11月6日(日)、すっきりとした秋晴れの下、鹿児島市喜入の生見(ぬくみ)海水浴場で「海辺のマルシェ」が開催されました。生見海水浴場は、平成の大合併により鹿児島市と合併した旧喜入町にある海水浴場です。当日は500人以上の人が訪れ、キッチンカーの前には行列ができるなどの盛況ぶりでした。

この「海辺のマルシェ」には、3人の法文学部生が企画の段階から参加しました。3人の学生は、2021年度の法文学部アドバンスト科目「まちづくり論」の受講学生。講義のなかで喜入支所の職員によるワークショップを体験し、また、現地視察も行い、さらに講義終了後の夏休みのインターンシップも喜入支所で行いました。これらの経験をふまえて、地域に暮らす人びとの息遣いを肌で感じながら、地域の活性化のために何ができるのか、何をしたらよいのか、「生見まちづくり協議会」の方がたや喜入支所の職員の方がたと、ともに考え練り上げたのがこの企画です。

マルシェの会場
マスコミからの取材

鹿児島市役所との連携による「まちづくり論」では、2021年度より二つの新たな取り組みを始めました。一つは、本庁だけではなく支所の活動もプログラムに組み込むこと、そしてもう一つは、受講生のなかの希望者は、「まちづくり論」の講義と接続したかたちでのインターンシップを経験できること、です。今回「海辺のマルシェ」に参加した3人は、「まちづくり論」の新たな取り組みを積極的に受け止め、さらに発展させる活動へと結びつけてくれました。

2022年11月8日 南日本新聞

以下は、参加した3人の学生の活動を終えての一言です。

生見地区の地域活性化について提案をしたマルシェイベントが今回の開催に繋がりとてもうれしく思いました。前日まではお客様の来場があるかどうか不安でしたがそれを吹き飛ばす程多くの方々に来場していただき終始感動していました。地域の皆様と一つのイベントを作り上げる大変さや楽しさを感じた良い経験となりました。このような機会を与えてくださった平井教授、鹿児島市役所及びお世話になった喜入支所の皆様、生見まちづくり協議会の皆様、マルシェに出店・ご協力してくださった皆様、そして約一年間一緒に活動をしてきた二人に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。(法経社会学科経済コース4年 松下真子)

今回、昨年度のインターンシップにて提言させていただいた「海辺のマルシェ」という企画を生見まちづくり協議会、鹿児島市喜入支所の皆さんのおかげで実現させていただいたことを大変嬉しく思います。主に地域の方々のつながりをもとに出店のご協力をいただき、生見の魅力がたっぷりと詰まったマルシェを開催することができました。当日は大盛況で沢山の方から感謝の言葉をいただき、生見地域の活性化に微力ながらも貢献できたのではないかと感じることができました。貴重な経験をさせていただき本当にありがとうございました。今回の経験を活かし、これからもまちづくりに携わっていきたいと思います。(法経社会学科地域社会コース4年 伊牟田杏)

今回喜入支所でのインターンシップから始まった海辺のマルシェのおかげで、初めてイベントの企画から運営にまで携わることができました。短い準備期間の中で喜入支所の方や生見まちづくり協議会の方々、地域の方々などたくさんの方が協力して頂いて開催することが出来ました。開催直前まで本当にお客さんが来てくれるかと不安な気持ちが大きかったのですが、想像以上のお客さんに来ていただいて、とても嬉しかったです。特に、私たちはSNSを使って広報をしましたが、お客さんからSNSを見て来ましたと言われた時は嬉しい感情と共にSNSの発信力を改めて感じました。今回の経験を活かして、これからも頑張っていきたいです。(法経社会学科地域社会コース4年 幸田留奈)