鹿児島多文化共生推進ネットワークが報告会とワークショップを開催

教員:
2019.3.11

 3月9日(土)に鹿児島多文化共生推進ネットワークが「鹿児島の多文化共生基礎調査〜在留外国人も共に主体となる地域づくりへ〜」調査報告会並びにワークショップを開催しました。(本事業はトヨタ財団2017年度国内助成プログラム<しらべる助成>「鹿児島の多文化共生基礎調査ー在留外国人も共に主体となる地域づくりへー」(申請代表者:酒井佑輔[法経社会学科地域社会コース])の助成を受けて実施しています。このネットワークには、酒井准教授以外にもグローバルセンターの森田准教授や高等教育研究開発センターの高丸助教も参画しています。)
 報告会の前半では、まず酒井准教授が調査プロジェクト実施の背景や調査の途中結果を報告しました。次に、出水市シティーセールス課主査の前田直子氏から「地域に生きる自治体職員としての取り組み」と題して出水市における国際化の現状や自治体の取り組みを、堀之内農園の堀之内ウエ氏・リュウ氏からは、技能実習生として来日した経緯や技能実習生の現状等について経験をもとにご発表いただきました。
 ワークショップでは、「日本人と外国人がともに暮らしやすい地域をつくるためにどのような連携・協働が我々にできるのか」というテーマで意見交換をおこないました。意見交換では、鹿児島市内では自治体やNPOが類似したイベントを取り組んでいる現状が散見されるので共催で実施したらどうかといった意見や、同年代の若い世代と交流をはかりたい技能実習生もいるものの地方では若者が少ないため、大学生らが出向いて彼ら・彼女らと交流をはかる場をつくったら良いのでは等の意見が出されました。
 全体会をとおしてNPOや民間企業、大学、学校、自治体等の関係者ら総勢53名が参加し、鹿児島の今後の国際化・多文化共生を関係者一丸となって考える場となりました。

南日本新聞社や鹿児島テレビ放送には当日の様子を報道していただきました。
◆鹿児島テレビ放送 03月09日(土)KTSニュースヘッドライン
「暮らしやすさの対応に課題あり 鹿児島の多文化共生に関する調査結果報告」
https://kts-tv.net/news/423/
◆南日本新聞社
「開国新時代かごしま 生活情報 丁寧に提供 在留外国人との共生考える」
2019年3月10日朝刊21面