『近代世界の誕生』を出版
人文学科多元地域文化コースの細川道久教授(西洋史・カナダ史・イギリス帝国史)が共訳したC・A・ベイリ著『近代世界の誕生――グローバルな連関と比較 1780-1914』全2巻(名古屋大学出版会、2018年)が刊行されました。
著者は、ケンブリッジ大学教授・シカゴ大学教授を歴任した、インド史・イギリス帝国史・グローバル・ヒストリーを専門とする世界的な歴史家であり、本書は、一国史や地域史を超えた、グローバルな相互連関から「近代世界」の成り立ちを解明しています。日本、中国、インド、イスラーム世界までも視野に入れ、思想・宗教・芸術・科学などの歴史までも幅広く扱っており、新しい「多中心的」な世界史に挑むグローバル・ヒストリーの名著として、高い評価を得ています。

