鹿児島中央高等学校で出前授業

教員:
2018.8.3

 7月23日(月)、午前9時30分から、鹿児島中央高等学校で出前授業をおこないました。

 授業のテーマは「人口減少とどう向き合うか」でした。日本はなぜ人口減少しているのか。地方の小さな村は人口減少にどう向き合ってきたのか――。この授業では、限界集落と小中学校の統廃合に注目して、生徒たちと一緒に、この問題を考えました。これは、数年間フィールドワークとインタビューを実施して書き上げた「準限界集落化する存続集落の統廃合の困難」(北海道社会学会編『現代社会学研究』22: 17-33頁, 2009年)という論文の研究成果の一部です。

 生徒たちの感想文のなかには、つぎのようなものがありました(一部抜粋)。

「人口減少は自分にあまり関係のない話だと考えていましたが、思っている以上に自分たちに近い問題であることを実感しました」(Tさん)。

「人口減少はいろんな見方ができることを知りました。……(中略)……いろんな立場になって考え、互いの意見を尊重していくことが大切になってくると思います」(Tさん)。

「人口減少や限界集落の問題に……(中略)……自分の考えやアイデアを出すことも重要だと思いました」(Mさん)。

「(人口減少と向き合うとき)テクノロジーを活用していくことも大切だと聞き、私たちの世代だからできることができればいいなと思います」(Hさん)。