人文科学基礎でコース交流会を開催しました

人文学科の授業科目「人文科学基礎Ⅱ」の一環で、2024年11月5日(火)に多元地域文化コース交流会ならびに心理学コース交流会を開催しました。4月に入学した人文学科多元地域文化コース学部1年生129名、心理学コース41名が参加しました。大学に入学してから半年経ちました。学生たちは、大学の授業に慣れ、友人も増えて、大学生活を楽しんでいますが、大学での学びや卒業後の進路について考え始める時期でもあります。交流会は、コースごとに分かれて、2年次以降の専門分野やゼミ所属について具体的に考える機会にすることを目的として実施しました。

心理学コースでは、パソコン教室内で交流会を開催しました。前週から取り組んでいる課題を中心に、参加者間で意見交換を行いました。臨床系、社会系、基礎系といった様々な研究テーマのうち、受講者の関心に応じて論文を探すこと、分かる範囲で読んでみることに挑戦しています。各受講者がどのようなテーマを見つけたか、どのような研究アプローチがありそうかなど、お互いの成果を報告し合い、時には疑問についてさらに調べる場となりました。まだ知らない専門用語も多い時期なので、適宜、パソコンを利用してさらに論文を調べたり、大学図書館のHPで専門書をチェックしたり、有意義な情報交換の機会となったようです。

多元地域文化コースでは、専門分野(人間・歴史分野、言語・文学分野、地域・環境分野)ごとに3部屋に分かれて、興味関心の近い学生同士で交流しました。上級生や教員が協力してくれたゼミでは、ゼミでの生活、授業や資格取得、就職活動等の今後の大学生活を有意義に過ごす情報を交換することができました。

多元地域文化コース交流会の参加者のコメントを一部抜粋して紹介します。

同じ分野に興味を持っている人でも、関心のある事柄や解決したいと考えている問題は様々で、考え方の幅を感じることができた。また、多様な視点の人と交流することで、分野にとらわれない解決法が得られる可能性があるのではないかと思い、意義深い時間だと感じた。

コース交流会に参加して、他クラスの人やゼミに所属している先輩と交流することができてとても良い機会をいただけたなと感じた。1年生との交流では、自分と同じように具体的なことは決まっていない人が多かったり、逆に興味のあることが多すぎてしぼれていないという人もいたりとさまざまな考えがあって面白かった。また、ゼミの先輩はゼミに関することや法文学部に関することなどさまざまなことを教えてくださった。これまで狭く考えていたことがお話を聞けて少し扉が開けたような気がした。今日交流できたことを生かしてこれからの学びにつなげていきたい。

今回のコース交流会で、先生や先輩方から直接お話しを伺い、進路に対する漠然とした不安が解消されました。1、2年生のうちに自分の興味の有無に関わらず、広く学びを深めてまずは自分について知ることを目標にしようと思いました。

自分と似た分野に興味を持った人が集まっていたので共感できることがたくさんあった。逆に自分とは異なる分野に興味を持っている人が集まる部屋に行った時は自分とは異なるものの見方や考え方を知ることができて学びになった。

自分の興味のある分野についてゼミの先輩方から直接お話しを聞けたことで来年次以降のイメージを具体的に持てるようになり、専門教育へのモチベーションが高まった。

今回のコース交流会を通して、興味がないと思っている分野でも、実際に触れてみたら新たな発見が数多くあることを学んだ。この先も身の回りの様々なことに挑戦し、その中で自分の専門分野を絞っていきたい。

色んな情報が共有できて楽しかったです!自分が知らない話を色んな人から聞けて、参考になりました。知りたい分野をさらに知りたいと思えると同時に、他の新しい分野にも興味を持つきっかけになりました。

自分の希望する専門分野を早く決めなければいけないと焦っていたが、話を聞いてみるとまだ決まっていない人もいて少し安心した。選択科目やゼミ選びなどに関する悩みや不安をクラスの人と共有するいい機会になった。色々な人に何に興味があるのか詳しく聞くことで、自分が知らなかった世界のことを知ることができた。コース交流会を通して、同じ分野に興味を持っている人に出会うことができた。

コース交流会の開催にあたりご協力いただいた皆さまに厚く御礼申し上げます。