『カナダ人権史』を出版
人文学科多元地域文化コースの細川道久教授(西洋史・カナダ史・イギリス帝国史)が翻訳したドミニク・クレマン著『カナダ人権史――多文化共生社会はこうして築かれた』(明石書店、2018年)が刊行されました。
本書は、カナダにおいて、人権をめぐる争点がどのように変遷をとげてきたのかについて、植民地期から今日までの歴史を解説しています。移民、先住民、女性、性的マイノリティなどの歴史を横断的につなぎながら、豊富な事例をあげて論じています。多文化共生社会の先進国の1つであるカナダがたどった歴史的経験を理解することは、私たちの社会での多文化共生を考えるうえで参考になるものです。