「自治体政策総合論」で上野俊市さつま町長の特別講義を実施
後期の講義「自治体政策総合論」では、令和6年1月15日に上野俊市さつま町長の特別講義を実施しました。
講義では、さつま町の基幹産業(農業、製造業)、過去2度の豪雨災害や災害対策本部の動き、自家用車有償運送の実証実験、SDGs・カーボンニュートラルへの取組など、現場や地域住民に近い「最先端の行政」についてお話をいただきました。
また、上野町長から「未来を拓く鹿児島大生に期待すること」をお話しいただいたことに加え、本学卒業生のさつま町職員インタビュー動画が紹介され、「現在の仕事について」「大学生活を振り返って」などのメッセージをいただきました。
「自治体政策総合論」では、実例を通じて、鹿児島県の現状や課題、実施されている行政施策について、学習を行ってきましたが、実際に地方行政のトップとして地域の方々と向き合っている方から話を聞くことで、更に理解を深めることができました。
受講後の学生の声
印象に残ったのはさつま学の推進だ。高齢化により社会保障や医療に世間の意識が集中しつつある今日に、子供達の豊かな人格形成を主眼とした取組が積極的に行われていることに好感を持ったからだ。
町役場の業務は、地域の人々と直接関わって進めていく「最先端」の行政であるという話が印象的でした。また、鹿児島大学の卒業生である職員の方々が生き生き仕事をされている様子を知り、さつま町役場の雰囲気などを知ることができたため、その点も良かったです。
上野町長の「厳しい時代だからこそ、できることがあるし、やりがいがある」という言葉は、これから社会に出て自分のために、人々のために働くときに大切にしたい。
リーダーシップについても考えさせられた講義であった。リーダーシップとは前に出て引っ張っていくことももちろん重要だが、住民に寄り添い、一緒に進んでいく町長の形もとても素敵だと感じた。