人文学科の大薗博記准教授の武力保持に関する実験研究が、”Evolution and Human Behavior”に掲載され、『読売新聞オンライン』で記事として取り上げられました

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2025.1.10

人文学科の大薗博記准教授の陰謀論信念に関する論文が”Evolution and Human Behavior”に掲載され、『読売新聞オンライン』で記事として取り上げられました。さらに、詳しい研究紹介を、投稿サイト「note」でも公開しました。

この研究は、実験参加者2人でペアとなり、「攻撃ボタン」を持つか持たないか、持ったとしたらそのボタンを押すか押さないかを選択させる「保持選択付き先制攻撃ゲーム」を用いた実験です。その結果、「(持つことで攻撃されるリスクを高める状況であっても)相手が持つと予想するほど、自分も持ってしまう」という「武力均衡衝動」があることが浮き彫りになりました。これは、今日の国際情勢を鑑みた時に、一定の示唆を与えると考えられます。

論文は、2024年11月20日にオンライン版が公開されており、誰でもダウンロード可能です。また、読売新聞から取材を受け、読売新聞オンラインで2024年12月15日に記事が公開され、一時はヤフーニュースのトップに上がりました(ヤフコメ数は、12月15日23時段階で、308件)。さらに、研究についての詳しい説明とヤフコメでいただいた意見への見解などをまとめた文章を投稿サイト「note」に公開しています。興味があれば、ご覧ください。