2022年度第1回社会教育学ゼミ合同卒論中間発表会を開催(地域社会コース)

7月16日(土)に地域社会コースの小栗・金子・農中・酒井が、学生間の交流や卒業論文の進捗状況の確認等を目的として、2022年度第1回社会教育学ゼミ合同卒論中間発表会を開催しました。

対面とオンラインを併用した発表会では、自ら発表を希望した総勢12名の学生が各8分で報告をおこない、その後12分の質疑応答の時間に教員及び学生から多くの質問や意見が寄せられ、たいへん充実した会となりました。

参加した学生からは以下のような感想が寄せられました。

学生A
前期「演習」での2度の発表で先生や他の学生からもらった質問や意見を参考に発表にのぞみました。当日の発表では、研究題目、研究の前提部分や研究の方向性、研究における私のポジショナリティ、事例研究をどう取り扱うのか、インタビュー調査で得られるであろう個人の語りを客観的に見るための条件設定等、研究を進めていく上で大事にしなければならないことを、先生だけでなく参加した皆さんからも指摘していただけました。
発表会全体を通して「卒論研究は皆でやっていく」という意識の有り難みを感じましたし、研究への関心の深まりとその楽しさを実感できたとも思います。

学生B
指導する先生によって、卒論の進め方も違うなと感じました。実際に自分が発表し、今の自分に足りない部分を指摘してくださり、やるべきことがより明確になってきたと感じました。特にわたしはあまり深い先行研究ができていなかったので、似たような研究をしている方を教えてくださったのはとてもありがたかったです。他の人の発表を聞き、質疑応答がなかなかできなかったので、常に疑問を持ちながら話を聞くようにしたいなと思いました。夏休みにインタビューをするので、どのような質問をしていくのかを夏休みに入るまでに考えていけたらと思います。

学生C
テーマがまだ抽象的なままの発表となり不安でしたが、先生方から優しく、ためになるアドバイスを頂きました。フィールドを市に限定するのではなく、県に広げることや、1つの団体に拘らず広い視野で研究を進めることを今後考えていきたいと思っています。また、他のゼミ生と比較して足りなかったと感じたことは、「先行研究の批判的検討」です。上野千鶴子『情報生産者になる』において、オリジナリティを出すためには、研究の穴を見つけることが大切だと学びましたが、先行研究を批判的に検討することで、研究の上書きを図ることもその1つの方法だと感じました(表現が適正か分かりませんが…)。また、Aさん(卒論対象者)に本日インタビューをさせて頂き、抽象的だった問いが具体的になりそうな気がしてます!!とりあえず行動してみると得られる物は大きいと感じました。

第2回社会教育学ゼミ合同卒論中間発表会は10月22日を予定しています。