鹿児島大学郡元キャンパスは全域が遺跡（鹿児島大学構内遺跡）であり、地下にはたくさんの埋蔵文化財が残されています。地上にも、鹿児島大学の歴史を物語る石碑や石造物、銅像、記念樹が多数あります。ただし、これらの歴史を日常的に意識する機会はあまりありません。

そこで、令和4年度前期の「考古学演習1b」では、鹿児島大学郡元キャンパスに所在する先史時代から近現代にわたる歴史資料を調査しました。発掘調査で出土した遺物の調査、文献調査、構内踏査を行い、石造物や銅像に関しては三次元計測も実施しました。また、鹿児島大学の歴史にかかわる活動をしている先生方にインタビューしました。足元に残る身近な歴史を知るとともに、歴史を守り受け継ぐことの大切さを改めて認識することができました。

調査成果はWebサイト「Time Travel Kadai」で公開しています。ぜひご覧ください。

資料調査やサイト作成にあたってご理解ご協力いただいた皆さまに厚く御礼申し上げます。

鹿児島大学ホームページの「鹿児島の歴史」にも掲載しています。