本学とJAグループ鹿児島の連携協力事業運営委員会にて研究発表
3月28日(月)に開催された本学とJA鹿児島県中央会との第5回連携協力事業運営委員会において、酒井ゼミの高橋知成さん(2年)と松原大剛さん(2年)が、共同研究に関する中間発表を行いました。この委員会は、2019年3月に締結された両者の組織間連携協定の事業方針と重要事項を決定し、進捗を管理することを目的とするものです。
酒井ゼミは、2021年8月よりJA鹿児島県中央会と共同研究「農業分野ならびに製造業関連で働く外国人技能実習生の地域での生活状況並びに日本語教育に関する調査」に取り組んでおり、両学生は、共同研究の目的、研究の進捗状況、今後の研究計画、研究を通じて学んだこと等を発表しました。
二人の学生からは以下の感想が寄せられました。
高橋さん
今回、共同研究の概要・目的やこれまでの活動、今後の活動計画について発表したが、他者に伝える以前に自分の中で整理ができていなかった部分が大きかったと感じた。複雑で分かりにくくなることを恐れ、簡潔な内容を心がけたものの言葉足らずであったと先生方、JAの方々の質問を聞き感じた。自分が話す内容について、自分が聞き手だったとして伝えたいことが伝わるのかの検討を、今後はより大切にしていきたい。
他の共同研究の発表を聞いた感想として、他者とのかかわりに関する文献は今までにいくつか読んできたが、統計情報を活用したモノは(意図的に避けがちだからということもあるが)あまり読んだことがなかったこともあり、新鮮に感じた。また発表内容にあった食べ物のやり取りも実家で頻繁にあったこともあり、身近に感じ興味深かった。色んな学問分野を超えた人々と会える貴重な機会のため、ぜひ共同研究者らが取り組む予定のワークショップにも参加したいと思っている。
松原さん
まず、私たちが発表する立場になり、資料作成を通じて取組を言語化することで、これまで学んだことを整理することができた。そして、相手に伝わるプレゼンを行うことがどれほど難しいか実感した。本研究の内容を初めて聞く方々に対し丁寧に説明しなければならない一方、簡潔に話すための情報の取捨選択が難しかった。今後は、内容が適切に伝わっているのかを意識しながらプレゼンの準備を進めようと思う。
また、他学部の学生の発表を聞いて刺激を受けた。資料の準備から話し方、独自の視点からの問題提起など、見習いたい点が多数あった。専門分野、バックグラウンドが異なる方々との交流の機会に今後も参加したいと思った。