JA鹿児島県中央会と共同研究に関する第5回会合を実施

教員:
2022.3.24

3月15日(火)に、鹿児島県農業協同組合中央会(JA鹿児島県中央会)との第5回目となる会合を開催しました。
(酒井ゼミは2021年8月よりJA鹿児島県中央会と共同研究「農業分野ならびに製造業関連で働く外国人技能実習生の地域での生活状況並びに日本語教育に関する調査」に取り組んでいます。)

第3回会合(1月12日)での本事業カウンターパートへのインタビュー、そして第4回会合(1月19日)のアンケート調査素案検討を経て、本会合では今後取り組むアンケート調査素案の最終確認並びにインタビュー調査の準備等を進めました。
参加した有志の学生からは以下のような感想が寄せられました。

学生A
第5回会合を通じてJA中央会さんとの取り組みで何をしたいのか考えさせられた。
会議に参加していたCさんが「アンケート項目の「苦労していること」に「それについて(苦労や課題を改善するために)工夫していること」も加えてはどうか」とおっしゃっていたことが最も印象に残っている。既に魅力的な実践は多数あるはずで、そのことがまず見える化されて鹿児島県内で広く共有されれば、それがロールモデルとなり、鹿児島へ働きに来る外国人の方にとっては安心に繋がる。
これまではただ鹿児島の農業について・技能実習生の方々について知りたいという思いで関わっていたが、魅力的な試みを可視化・共有・発信していくことで外国人の方々が不安の軽減や働きやすさ(暮らしやすさ)に貢献できたらと思っている。

学生B
今回の打ち合わせでは、JA鹿児島中央会と県が協力して実施している取組等について新たに知ることができた。これまでの打ち合わせを通じて、鹿児島における外国人技能実習生のみならず、鹿児島の農業の現状やそれに対する取組を知ることができた。
なお、今回が5回目の打ち合わせであったが、最初の頃と比べ、JA鹿児島中央会さんからの発言が増え、相互に安心して発言しやすい場が形成されていると感じた。
会議中に出た「日本で農業に従事する目的として、技術の獲得はあるのか」という問いも印象に残った。インタビュー調査では、日本の農業を経験した外国人技能実習生のその後キャリアへの影響についても焦点を当てていきたいと考えている。