大崎中学校コミュニティースクールの事業でワークショップを開催

教員:
2021.12.24

12月11日(土)に大崎中学校コミュニティースクール(CS)主催の「コミュニティスクール土曜授業」で、酒井ゼミの学生が「大学生と将来を考えよう」と題したワークショップを開催しました。
本プロジェクトは、四本翔子さん、竹内みのりさん、松原大剛さん、西涼那さんの4名によって実施されたものです。
また、当日のワークショップは、酒井ゼミの4年生もサポートとして参加しました。

本事業を企画立案した学生からは以下のような感想が寄せられました。

四本翔子さん(3年生)
ワークショップまでグループで何度も話し合いを重ね、互いの意見の合致点を探りながら妥協することなく、プロジェクトを計画・実施することができました。他のプロジェクトを行う酒井ゼミのグループからも意見を貰い、客観的な指摘も大事にできたと思います。
当日は良い点もありつつ失敗もあり、これまでしっかりと計画を重ねてきたからこそ、心の底から喜びと失敗を噛みしめることができました。きっとこの経験は今後の活動、ないしは人生に大きな意味を与えてくれたと思います。大変なこともありましたが、わくわくしながら一緒にプロジェクトを進めてくれたメンバーと、酒井先生や行政の方々、大崎中学校の関係者の方々を始めとするご協力くださった皆様に、心から感謝しています。ありがとうございました。

竹内みのりさん(3年生)
ワークショップの企画立案から実施に至るまで、自分達を中心として行ったはじめてのプロジェクト。
企画立案に至るまでも、大崎町訪問を重ねながら、大崎町に携わる団体、企業様にもお話を伺いました。お忙しい中、貴重なお時間をいただき、大変感謝しております。
企画立案からワークショップ実施までの間は、グループのメンバーと何度も話し合いを重ねました。お互いの意見を尊重しながら、企画をブラッシュアップしていくという作業は、困難もありましたが、大変充実した学びが得られたと感じています。参加してくれる中学生のために、学びが深く楽しんでもらえるWSを目指して、ギリギリまで調整を重ね、当日を迎えることができました。
ワークショップ当日は、勿論全てが計画通りいったわけではなく、臨機応変さが必要な場面もありました。しかし、お互いをサポートしながら乗り越えることができたと思います。参加した中学生の中で、大学進学を考えていなかった子が「大学に行ってみたい!」と言ってくれたことで、参加した皆さんの進路・将来選択の幅を少しは広げられたのかな、と実感し、嬉しくなりました。
改善点や反省点は勿論ありますが、個性が豊かすぎる素敵なメンバーとWSを実施することができて、本当に良かったです。わたしたちのこれからを切り拓く、貴重な経験だったと思います。また、このような機会をくださった酒井先生をはじめとして、大崎町役場の中野さん、大崎中学校関係者の方々、そして他のプロジェクトを企画するゼミ生、その他にも多くの皆様にサポートをいただきました。支えてくださった皆様、本当にありがとうございました。

松原大剛さん(2年生)
今回の事業を通じて、新たに学んだことが2点あります。
まず、私たち若者に社会を変えるきっかけとなる力があることを学びました。企画を立案し、実行することを初めて経験し、私たち若者が事業(社会を変えるきっかけ)を起こすことができることを実感しました。そして、実際にワークショップを実施して失敗を経験した(アイスブレイクが盛り上がらなかったこと、内容に改善の余地があったこと等)ことで、事業計画のときに考慮すべき新たな視点(アイスブレイクや導入の話は参加者が理解しやすく、参加しやすいものか、参加者が理解でき、当事者意識をもつことができる問いであるか等)を得ることができました。さらに、ワークショップを通して、最初は大学進学を考えていなかった中学生が、「大学に行きたい」と言っていたことで、私たち若者が他者の人生を変え、社会を変えるきっかけをつくることができるのだと実感しました。
次に、他者と協働することの重要性を学びました。私たちは何度も対話を重ね、その都度内容を見つめ直し、修正しました。確かに、一人で考えるよりも手間はかかりました。しかし、班員全員のバックグラウンドや価値観が異なるからこそ意見の相違が生まれ、私個人では考えつかないような面白いアイデアが多数出現しました。このように、活発な意見交換ができた背景には、意見を否定されない関係性が構築されていたことがあります。些細な疑問も気楽に質問できる環境だからこそ、認識の齟齬が生まれず、円滑に事業を進めることができました。本事業を通じて、組織内の関係性の重要性を学びました。
最後に、事前のアンケート調査やワークショップの相談に際し、酒井先生や大崎町役場(特に中野さん)、大崎中学校が迅速に対応してくださいました。私たちの活動を温かく見守り、応援してくださった外部の支えなしでは、本事業は遂行できなかったと思います。支えてくださった方々には大変感謝しています。本当にありがとうございました。

西涼那さん(2年生)
当日に至るまで話し合いを何度も重ね、時には行き詰まったり悩んだりしたことがありました。しかしお互いに助け合い、力不足な点を補い合いながらプロジェクトを成し遂げることができました。またこのグループだけではなく、同じゼミの仲間からたくさんのアドバイスや励ましをもらい、多くの視点からの意見を取り入れることができたものになったと思います。
当日は「やってみてわかったこと」が多く、良い点も悪い点もありました。臨機応変な対応が必要な場面や、時間や流れを確認したり、そして中学生の様子を見ながら計画していたことを進めるのは容易なことではありませんでした。それでも参加してくれた中学生が楽しそうにしていたり、難しそうに一生懸命考えている顔を見ると、挑戦してよかったと心から思いました。至らない点・反省点はもちろんありましたが、次回に生かしていきたいです。
改めて、今回のワークショップに関わった全ての皆様に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。