JA鹿児島県中央会と共同研究に関する第2回会合を実施
12月1日(水)に、鹿児島県農業協同組合中央会(JA鹿児島県中央会)との第2回目となる会合を開催しました。(酒井ゼミは2021年8月よりJA鹿児島県中央会と共同研究「農業分野ならびに製造業関連で働く外国人技能実習生の地域での生活状況並びに日本語教育に関する調査」に取り組んでいます。)
本会合では、共同研究に関わるゼミ生の鹿児島県の農業理解を目的として、JA鹿児島県中央会総合企画課寺山課長から本県の農業についてお話しいただきました。
参加した学生からは以下のような感想が寄せられました。
学生A
地元にいた際は、よく祖母に連れられて農家さんのおうちに行ったり、選果場へ農業体験に行ったりしていたのですが、農業について断片的な知識しかなく、鹿児島の農業の現状はほとんど知らない状態だったので、非常に興味深いお話が聞けました。
特に地元の人に生産物を届ける、認知してもらうということの重要性が印象的でした。地産地消という言葉は全国各地で叫ばれていると感じますが、地域ブランドの確立のプロセスを教えてもらったことで、鹿児島で必要な理由がしっくりきました。日本有数の生産地であり、高品質なモノもあるにも関わらずその価値を認知してもらっていないことに非常にもったいなさを感じる部分があります。生産された一部でもいいから生産者と消費者とのつながりが感じられることで、農家さんのモチベーションにつながったり、地元の人の愛着を持ってもらう機会になったりしていい影響をもたらしてくれると考えました。
地産地消のメリットを輸送時の燃料および排気ガスの削減という一面的にしか捉えられていなかったため、有意義な学びだと思っています。
学生B
JAさんからお話を聞く中で自分の知識不足や下調べ不足を痛感しました。
今まで農業についてほとんど関わったことがなかったのですが、よく考えたら私が今取り組んでいる大崎町での多文化共生事業も、関わってもらう外国人技能実習生の多くは鹿児島の農業分野で働く方々なので、鹿児島の農業についても知っておく必要があると感じました。
ここでも「丁寧に話を聞くことの重要性」の話が出てきて、やはり「聞く」ことは重要なんだと再認識できました。