大崎町の多文化共生基礎調査を実施(14)

教員:
2021.12.1

11月17日(水)に大崎町を訪問し、大崎町教育委員会社会教育課や管理課、大崎町企画調整課の関係者と打ち合わせを行いました。(酒井ゼミは公益財団法人マツダ財団から助成を受けて昨年度から「住民参加型による外国人技能実習生の地域包摂に関する調査研究~鹿児島県大崎町を事例に~」と題したプロジェクトに取り組んでいます。本調査は、特定非営利活動法人大崎ものづくりネットワーク振興会鹿児島大学大崎活性化センターからご協力頂いて実施しています。)

打ち合わせでは、現在ゼミで取り組んでいるプロジェクトについて関係課の皆さまから指導助言をもらいました。また、酒井が今後大崎町で取り組む予定の多文化共生・人権教育講座についても話し合われました。

大崎町関係者の皆様にはこの場を借りてお礼申し上げます。


学生の感想

学生A
今回の訪問では社会教育課さんに企画書の提案を行い、様々な意見やアイデアをいただきました。大崎町の生涯教育講座で実際に配布したチラシの作成方法や配布方法、技能実習生の年齢層などを詳しく教えていただき、とても勉強になりました。今後のチラシやプロフィール帳作成の参考にさせていただきます。
私たちは一般の方々も含めた年齢制限無しのワークショップを考えていましたが、全世帯だと規模が大きすぎるということや実習生の方々の年齢層を考えると、小中学生に制限した方が良いかもしれない、という意見もいただきました。応募人数が超過した際の対応も考えようと思います。
また、ワークショップをする際に大切なのは「ブレない目的を常に持っておくことである」というお話がとても印象に残りました。本来の目的である、「技能実習生と地域が継続して交流するきっかけを作る」や「子どもたちや私たち大学生にとっても楽しく思い出に残るような経験にしたい」という“WANT”を常に頭の中に入れておく必要性を改めて感じました。
企画を練るのに必死で本来の目的がブレてしまわないよう、グループでもう一度目的の明確化をはかろうと思います。今後のプロジェクトを考えるうえで、大変参考になるインタビューの時間でした。本当にありがとうございました。

学生B
今回大崎町に訪問し午後から社会教育課さんに私たちの企画書についてアドバイスを頂きました。自分たちだけで話していた企画書を改めて他の人に説明すると、まだまだ詰められていない部分を改めて感じることが出来ました。また、そのような部分をたくさんご指摘頂けてとても有難く感じました。特に対象者については大崎中学校コミュニティースクールで出来ないなら対象を広げようと全年齢の大崎町の町民としていたが、広告の配布の仕方や、技能実習生の年齢、ワークショップの内容を吟味すると幅広い年齢より的を絞った対象者にするべきだと感じることが出来ました。また、日程について上手く決めていなかったので急いで決める必要があると感じました。
今回社会教育課からお話を伺えなかったら気づくことが出来なかったであろう点に沢山気づくことが出来たため、またグループで話し合いを進めてワークショップを進めて行きたいと思いました!
本当にありがとうございました!

学生C
今回は大崎町役場の職員のみなさまが快くインタビューに応じてくださり、みなさまの温かさ感じる訪問でした。改めて、自分たちのプロジェクトを全うすることで、少しは恩返しができると感じ、自分たちに何ができるのか今一度見つめ直そうと思いました。また、お話の内容に関して、私たち環境チームが計画していたワークショップは、小学校の授業中で取り組まれている環境教育と重なる部分があり、いかにして自分たちのオリジナル性を見出していくのか議論する必要があると感じました。ワークショップを通して、伝えたいことは似ていても、誰がやるのか、そしてその手法など、様々な要因によって参加者が感じ、考えることは変化することが考えられるため、その点も含め、参加者のみなさまに一番何を感じ、考えてほしいのかをもう一度明確にしたいです。