法経社会学科の平井一臣教授が『ベ平連とその時代-身ぶりとしての政治-』を出版しました
法経社会学科法学コースの平井一臣教授(政治史、地域政治論、日韓関係論)が、『ベ平連とその時代-身ぶりとしての政治-』を出版しました。
高度経済成長の真っ只中の1965年に登場したベ平連(「ベトナムに平和を!市民連合」)は、それまでの社会運動とは違い、デモをしながら道行く人に花を配ったり、フォークソングを歌ったり、反戦スナックや喫茶店を開くなど、「ふつうの市民」がそれぞれの主体性を尊重し合いつつ自由な発想で平和を訴え、激化するベトナム戦争に対して各地で抗議の声を上げるという、大きな社会的広がりを持った市民運動に発展しました。
本書はこのような市民運動を導いたベ平連の思想と行動の意味を現代史のなかから解き明かしています。
*なお本書は2020年9月26日(土)の朝日新聞の書評欄でも