小栗ゼミの学生が参加して、奄美大島・龍郷町の集落で環境文化型集会施設計画の第3回ワークショップをおこないました
2月26日に小栗ゼミの学生二人が、夏のゼミ合宿で訪問した奄美大島・龍郷町秋名・幾里集落を小栗准教授とともに再訪し、秋名小学校の高学年に対する出前授業を行うとともに、竹田龍郷町長と則副町長を表敬訪問し、第3回環境文化型集会施設計画ワークショップにファシリテータ役として参加しました。
今回の訪問は、小栗准教授が活動する鹿児島大学鹿児島環境学研究会と同大学院理工学研究科の柴田准教授と鷹野准教授らがチームを組み、昨年10月より龍郷町と進める共同研究「環境文化型集落集会施設計画に関する基礎的研究」の一環で出向いたものです。
この共同研究は、龍郷町秋名・幾里集落の集会所を建てかえるにあたり、施設設計の基本構想の段階から住民の声を聞くワークショップを大学で企画して進めるもので、大きな特徴としては、教員チームをソフト(環境班)とハード(建築班)に分けて、各々の班の学生(地域社会コースの学部生と建築学専攻の大学院生)が参加していることです。
小栗准教授が担当する環境班では、集落の自然と暮らしのかかわりや施設の利用方法について住民から話を引き出し、柴田准教授らが担当する建築班では、その声を具体的な形にしていく作業を大学院の授業として進めています。
第3回となる今回のワークショップでは、これまでの住民の想いを形にした模型を4つ提示して、使い勝手について検討しました。小栗ゼミの森蓮さんと小嶋洋貴さんは、第2回に続き小学生の出前授業を実施するとともに、住民の話し合いをファシリテータとして円滑に進めました。