自治体政策論ゼミが「大崎町」での地域コミュニティづくり支援に参加②
自治体政策論ゼミ(崎野ゼミ)では、令和7年8月から、大崎町菱田地区において、鹿児島県くらし共生協働課の「若者の力を活かした地域コミュニティづくり支援事業」に参加しています。
この事業は、学生と地域住民等が協働して具体的な地域課題の解決に取り組むものです。地域や行政が持っていない視点で、新たな魅力や課題を認識することにより、若者にとっても魅力的な暮らしやすい地域づくりに取り組み、地域の活性化を図るものです。
自治体政策論ゼミでは、令和8年1月25日には、ワークショップに参加し、ファシリテーターや記録係として、菱田地区のありたい姿や進む道についての検討に取り組みました。
また、2月15日には、まちあるきやワークショップを通して得た地域活性化のアイデアについて、学生の視点を通じてブラッシュアップし、「交通面」「施設面」「コミュニティ面」とテーマを分け、町と地域へ提案しました。加えて、その後のディスカッションやトークセッションにおいて、自治公民館、公民分館、新たなコミュニティの違いや関係性について学ぶ機会を得ました。
この活動を通して、学生の若者ならではの意見や、地域住民が日常生活では気づきにくい視点により、大崎町菱田地区の魅力や可能性に気づき、新たな地域づくりの方法をともに見出すことにつながったと考えます。
また、学生は日常生活から離れた地域に出向き、地域課題解決の実践に取り組むことにより、地域づくりの当事者意識を醸成することができました。
学生の感想
ゼミ生のプレゼンテーションが終わった後、「若い人が深く菱田について考えてくれたのが嬉しい」「言語化することがなかなか難しい現状をきちんと捉えていた」というお褒めの言葉だけでなく、「理想的な提案であるが、難しいところもあるのではないか」という現実的なお言葉もいただくことができた。このプロジェクトで経験したこと・感じたこと・学んだことをこれからに活かしていきたい。
ワークショップにおいて、各グループで出た意見や質問をファシリテーターの方がまとめ、質問等に答える形式が良かったと感じた。行政の立場で回答できる方や、本質的な部分について詳しく教えてくださる有識者がおり、すぐ疑問に対応できる体制があって、地域の方々のモヤモヤが解消できていたように感じた。
菱田地区での活動を通して、対話の重要性を再確認した。さまざまな活動をする上で必要なことは、当事者間の意見交換、問題意識の共有、方向性の決定など様々だが、いずれも対話があった上で成立することだと感じた。
ワークショップにおける疑問や気づきの共有では、特に自治公民館・分館・コミュニティ協議会の三者の関係や役割の共有の重要性を感じた。既存の組織の関係性や、それらは何ができて、何ができないかを確認することは菱田地区に限らず、あらゆる地域の活性化を考えるにあたって重要なことだと感じた。