教員紹介
多元地域文化コース(人文学科)
秋吉 康晴
AKIYOSHI Yasuharu教育・研究の最新情報
聴覚文化論は音の歴史性に注目する比較的新しい学際分野です。遠くの音や過去の音楽を聴くためのメディアテクノロジーはなぜ誕生したのか?なぜ多くの人がイヤフォンやヘッドフォンをつけて街を歩いているのか?ボーカロイドなど合成音声はなぜ人気になったのか?など、音を聴くことにまつわる現代の常識に疑問のある人はぜひ一緒に聴覚文化論を学びましょう。
担当講義
- 聴覚文化論
- 聴覚文化論演習1・2
- 音楽文化史概説
- 音楽文化論演習
専門分野
- 聴覚文化論
- 音響技術史
研究内容
1.近世・近代欧米諸国の音響技術史を題材とした音と聴覚の文化史
2.近現代の音響技術史およびアートにおけるノイズ概念の検討
3.環境危機とりわけ廃棄物問題に対する人文学的アプローチの模索
主な著書・論文など
- 区分
- 単著
- 著書・論文名等
- ”Living Instruments: Circuit-Bending toward a New Materialism of Technoculture in the Anthropocene”
- 掲載誌・発行所等
- Journal of Global Pop Cultures (1)
- 発行年月
- 2022年9月
- 区分
- 単著
- 著書・論文名等
- 「電話は耳の代わりになるか?——身体の代替性をめぐる音響技術史」
- 掲載誌・発行所等
- 細川周平編『音と耳から考える:歴史・身体・テクノロジー』/アルテスパブリッシング
- 発行年月
- 2021年10月
- 区分
- 単訳
- 著書・論文名等
- スティーヴン・コナー「近代的-聴覚的自我」
- 掲載誌・発行所等
- 『表象9——音と聴取のアルケオロジー』
- 発行年月
- 2015年3月
所属学会
・日本ポピュラー音楽学会