齧歯類超音波発声の音源定位装置USVCAMを開発
齧歯類は超音波による発声で音声コミュニケーションをしていることが知られています。この超音波発声の新たな音源定位装置(音源がどこにあるかを特定する装置)であるUSVCAMを、富山大学の松本惇平博士ら、九州工業大学の柴田智広博士ら、加藤建築環境研究所とともに共同開発しました。
これまで、2匹のマウスがいた場合はどちらか片方が主に発声をすることが知られていました。ところが、この装置を用いることで、ICRという遺伝系統のマウスでは2匹が同時に発声を行うことが観察されました。この装置を用いることで、今後、卒業研究などでも新しい発見が可能になると期待できます。
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GitHub
https://github.com/MatsumotoJ/usvcam
掲載論文
Matsumoto, J., Kanno, K., Kato, M., Nishimaru, H., Setogawa, T., Chinzorig, C., Shibata, T., & Nishijo, H. (2022). Acoustic camera system for measuring ultrasound communication in mice. iScience, 25(8), 104812. https://doi.org/10.1016/j.isci.2022.104812
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