講演会「ドイツのエネルギーシフトとウクライナ戦争の影響」を開催

教員:
2022.6.23

法文学部ではマルティン・エバーツ ドイツ総領事(大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館)をお招きして、6月17日(金)16時30分から18時10分まで203号講義室にて、講演会「ドイツのエネルギーシフトとウクライナ戦争の影響」を開催しました。

エバーツ総領事による講演では、まずドイツのエネルギーシフトの状況について、石炭と原子力が大幅に減少し、再生可能エネルギーの割合が46%に達している(2020年)現状が説明され、2045年に気候中立を達成するとのドイツの野心的な目標が紹介されました。
一方、2月24日のロシアの対ウクライナ戦争がヨーロッパのエネルギー政策にとって転機となり、ドイツを含むEUが2027年までにロシアへのエネルギー依存から脱却する計画を進めている状況についても詳しい説明がありました。
最後に、ドイツと日本が未来のエネルギーである水素に関して協力関係をさらに深め、G7などで世界の気候変動対策をリードする可能性についても言及されました。

会場からは活発に質問が寄せられ、予定の時間を超えて熱心な質疑が続きました。
会場設営や運営には地域社会コースの中島ゼミの学生さんに協力をいただきました。

エバーツ総領事の講演
質疑応答
中島ゼミの学生、教員と