自然・環境地理学ゼミが下甑島で報告会開催

教員:
2020.4.2
学生による調査報告1

 法文学部人文学科多元地域文化コースの自然・環境地理学ゼミ(吉田明弘准教授)は、地域連携事業「南九州・南西諸島を舞台とした地域中核人材育成を目指す新人文社会系教育プログラムの構築」の一環として、2017年度から3年間に渡って薩摩川内市下甑島の手打地区で「地理学実習(後期)」を実施してきました。実習の目的は、地形・地質や農業、観光、空き家問題など、自然や人文の諸事情が複雑に絡み合う地域問題の実状を把握するとともに、その解決策を模索するために学生たちが現地調査を行ってきました。

 今年度は2020年2月22日(土)に手打地区コミュニティセンターで調査報告会・意見交換会を開催しました。学生たちが地道に調査した過去3年間の成果を地元住民の方々にお話しし、意見を頂くことで地域に潜在する多種多様な課題を肌身で感じることができたようです。卒業後、学生たちが実習で得た経験や知識、技術を様々な地域で活かしてくれるものと期待しています。実習や報告会の実施にあたってご協力頂いた皆様には厚く御礼申し上げます。

フェリーの船上から地形・地質観察する学生
夕食後のミーティングで発表練習する学生
学生による調査報告2
青瀬地区コミュニティ協議会での椿油搾り体験