ヨーロッパ社会研修を実施
9月10日(火)から22日(日)まで、中島ゼミ7名の学生は教員の引率のもと、ストラスブール(フランス)とフライブルク、ゲンゲンバッハ(ドイツ)を中心に研修を行いました。
研修の主な目的はコンパクトシティの核を成す旧市街の歴史的・文化的特徴を知り、市電と自転車を活用した旧市街の交通システムを実地に見学・体験すること、また小都市の歴史的旧市街の保護や活用策を知ることなどです。
ストラスブールではライン河を越えてドイツのケールまで延伸された市電に乗車し、国境を越えたEU統合の実情に触れました。傍聴した欧州議会の本会議では、間近に迫った英国のEU離脱に関する各国の議員の激しい議論を聞きました。また世界文化遺産に指定された旧市街やゴシック様式の大聖堂などもつぶさに見学しました。
フライブルクでは市電と自転車、歩行者中心の旧市街や地産地消の市場を見学したほか、E.シュルツ氏(ドイツ風力エネルギー協会バーデン・ヴュルテンベルク州理事長)の案内で、環境対策先進地区のヴォーバンを訪ねました。車を排除した緑豊かな住宅地区には、ソーラーパネル、太陽光温水器、断熱壁などを効果的に組み合わせて消費以上の電力を生み出すプラスエネルギーハウスやゼロエネルギーハウスが並んでいました。
またゲンゲンバッハでは市役所を訪問し、歴史的旧市街の魅力とその活用ならびに市の抱える課題とそれに対する対策について、エルニー市長やキミッヒ文化観光協会事務局長から直接説明を受けました。
ゲンゲンバッハ市のホームページと官報に今回の市役所訪問が紹介
また、2021年3月制作の市のイメージビデオでは、夜警による