法文学部附属「鹿児島の近現代」教育研究センターを設立しました

法文学部では、令和3年度末に「『鹿児島の近現代』教育研究拠点整備事業」を立ち上げ、以後、この事業を実際に展開する新たな組織の設立に向けて準備を進めてきました。

令和4年10月1日、この新しい組織を「『鹿児島の近現代』教育研究センター」とし、法文学部の附属施設として、郡元キャンパス総合教育研究棟3階に設立しました。

「鹿児島の近現代」教育研究拠点整備事業は、鹿児島の近現代の歴史研究に軸足を置きながら、そこから得られた知見を現代の鹿児島の抱える諸課題の解決や、地域の活性化にも活かそうという、実験的で野心的な取り組みです。

この事業を推進するセンターは、近現代に関する歴史研究を要とする「『鹿児島の近現代』教育研究基盤整備事業」と、そこから得られたヒントを地域社会に活かす「地域マネジメント教育研究推進事業」の2つの柱から成っています。前者は文字通り、「鹿児島の近現代」を教育・研究の対象とする際に必要な”基礎固め”(資料の収集・保存・デジタル化・アーカイブス化)、そしてそれを利用した実際の教育研究を行います。また、後者はそれを受けて歴史を現在に活かす活動や、そのための人材育成を図ります。そして、これらの活動に加えて、シンポジウム・WEBジャーナルなどでの研究成果の発表や、出前授業などを通じた小中高生への郷土教育などにも力を入れていきます。

10月1日に行われた記念式典および記者発表には、マスコミ4社(新聞社3社、TV局1社)が取材に訪れ、センター設立のニュースが広く報道されました。今後センターは、鹿児島大学の一組織でありながら地域社会に向けても開かれた、学生と地域社会双方にとって意義のある組織を目指し、活動を展開していきます。

テープカットの様子(地域マネジメントプロジェクトに参加している馬場ゼミからお二人の学生(瀬戸口さんと福瀬さん)に参加いただきました)
除幕式の様子
センター内部公開
記者発表の様子

学部長の開所式挨拶など、詳しくは「鹿児島の近現代」教育研究センターのホームページをご覧ください。