AsobiとMajimeのねぎま@マルヤガーデンズ

教員:
2022.7.29

2022年7月14日の午後4時10分、法文学部の片桐資津子教授が担当する社会学ゼミで学ぶゼミ生12人はキャンパスを飛び出し、鹿児島市の商業施設、マルヤガーデンズのgarden6にて、本学の大学間学術交流協定校である湖南農業大学の学生12人とともに、ZoomとWeChatを使ってオンライン国際交流ゼミを開催しました。

今回で5回目。この度も、湖南農業大学人文外国語学院日本語学部で専任講師を務めておられる何環先生のご協力を得て実現しました。

この交流会の開催については、マルヤガーデンズのWebsiteにも事前に告知されました(リンクはこちら)。

事前告知用チラシ(SNS担当の外山さんが制作)

全体統括は濱根輝希さんと中村歩さん、SNS担当を務めたのは外山沙穂さんでした。

当日用スライド表紙(統括の濱根さんが制作)
当日の流れ(統括の濱根さんが制作)
雑談形態の説明図(統括の中村さんが制作)

テーマは、日中卒論動画de国際交流〜AsobiとMajimeのねぎま〜。
ねぎま?
クイズ出題のAsobiタイム、動画視聴のMajimeタイム、コロナ対策の換気タイムという、まるで“ねぎま”のような構成にした、とのことです。

まずAsobiタイムのクイズ出題。谷明香里さんが字幕編を、池田真愛さんが方言編を、そして谷口智紀さんがスポーツ編でクイズを制作し、出題しました。編入学生で4年生の佐藤甲一さんもサポートしました。クイズの内容は、ゼミ公式Instagramにてご覧いただけます。

次にMajimeタイムの動画視聴ですが、中国の学生5人は中国紹介動画を、ゼミ3年生の5人は卒論動画を作りました。中国紹介動画と卒論動画は、ゼミ公式Instagramにて視聴できます。

【動画リスト】
J1. 森文香さん マズロー欲求5段階説に修正を迫る卒論動画
J2. 構田亜李さん 節約ケンミン食の作り方卒論動画
J3. 野口俊介さん SNSクイズ卒論動画
J4. 原田直也さん マスク詐欺!?卒論動画
J5. 井上瑞己さん ネット広告体験の卒論動画
C1. 李振雷さん 中国南北文化比較動画
C2. 曹曄さん 故郷郴州紹介動画
C3. 宋洋さん 世界の終焉と私たちの動画
C4. 鄭舒尹さん 中国マスク事情紹介動画
C5. 張茹琴さん SNS中国流行語紹介

卒論動画のみコンテストを実施。結果は次のようになりました。

  • 【優勝】マズロー欲求5段階説に修正を迫る動画(森さん制作)

  • 【準優勝】マスク詐欺!?(原田さん制作)

チラシ、どう貼る?
チラシ、結局こう貼った!
Zoomの画面共有スクリーンをみながらWeChat通話で個別トーク
360度Webカメラで対面と遠隔のHybridを実現
国境を超えて同じ動画を視聴
自分の卒論動画を説明する3年生
中国側から見たPC画面
個別トークと全体フィードバック、カオスと秩序、AsobiとMajimeが渾然一体となったオートポイエーシス空間

今回のゼミ生たちのチャレンジは、オートポイエイティックな国際交流会を開催すること。今期のゼミで輪読したオートポイエーシスについての書籍(河本英夫『飽きる力』2010年、NHK出版)を実践するためでした(各章のレジュメ的スライドはこちら

この様子はゼミ公式Twitterでもゼミ生が報告しています。よろしければこちらをご覧ください。

ゼミ公式裏Twitterではゼミ生が個性的な視点で伸び伸びと楽しいテイストで報告しています。こちらも合わせてご覧ください。


参加した中国の学生からはこんなコメントを頂きました。一部を抜粋して紹介します。

今回の交流会の流れをAsobiとMajimeのねぎまにたとえるのはクリエイティブな発想だと思っています。日本側の皆さんが作ってくれたクイズを通して、日本の障害者のマークや鹿児島弁などに関する豆知識を学びました(李振雷さん)。

日本の皆さんが作り出した卒論動画は全て良くてきて本当にすごいと思います。哲学の理論、実践的な調査、料理の作り方など様々なテーマがありました。いろいろなことが勉強になりました(羅暁熠さん)。

交流会が終わった後、「国際交流で頑張ったこと」と「仲間から助けられたこと」をゼミ生に聞いてみました。概要はこちらです。


【追記】
今回は日本主導の国際交流ゼミ(5回目)でしたが、これとは別に、2022年5月12日、中国主導の国際交流ゼミ(4回目)を開催しました。交流相手の湖南農業大学による中国語のWeb報告はこちらです。