経済学史の新しい教科書『経済思想史』(原田哲史編著・法律文化社)刊行。

法経社会学科経済コースの渡邊碩助教が執筆を分担した教科書『経済思想史』(原田哲史編著・法律文化社)が刊行されました。本書は、関西学院大学経済学部の原田哲史教授が編者をつとめたものです。同教授が世話人を務める「経済学史研究会」と関わりを持つ研究者17名が、それぞれの専門とする時代や人物を解説しました。
古代から現代までの時代を広くカバーした内容です。地域的にも、通常の経済学史が対象とする欧米だけではなく、日本における経済学受容の歴史も扱うなど、幅広いテーマが盛り込まれています。また、狭義の経済学説史を解説するだけではなく、その背景となった社会思想や、学説が現代にもたらした影響にも目配りされている点が特徴のテキストです。
渡邊助教は、専門とするドイツの「盛期歴史学派」と「晩期歴史学派」についての概説を記述しました。